3週間で13週分が完売、AwayがSNSを「投稿の場」から「番組の場」へ転換した理由

Away Luggage: From Posts to Program Production, 3.4M Views Strategy

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3週間で13週分が完売、AwayがSNSを「投稿の場」から「番組の場」へ転換した理由
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ポイント

  • スーツケースブランドAwayが新チャンネル「@actuallyaway」を開始
  • 個別投稿から「番組制作」へ方針転換し、コミュニティを重視
  • 新製品動画が3.4M再生、13週分在庫を3週で完売した

ソーシャルメディア・マーケティング専門ニュースレター「Link in Bio」は、2026年8月20日公開の記事で、旅行用品ブランドのAwayが新たなエピソード形式のソーシャルチャンネル「@actuallyaway」を立ち上げたと報じた。同記事は、Awayのソーシャルメディア戦略責任者であるカイラ・デレジス(Cayla DeRegis)氏へのインタビューを中心に構成されており、同ブランドが「個別の投稿を積み上げる」従来型の運営から「番組を作る」という編集方針への転換を明確に打ち出したことを伝えている。

ソーシャルを「番組枠」として使う新チャンネル

新チャンネル「@actuallyaway」は、実際の顧客から集めた旅行体験を素材にしたショートフィルムシリーズを配信するという。デレジス氏によると、同チャンネルのコンセプトは「コミュニティをストーリーテリングの中心に置く」ことであり、視聴者が受け身で見るだけでなく、コンテンツそのものの材料として参加できる構造になっているという。「インターネットは人々に見ることを求めるが、旅行は人々に行動することを求める。ソーシャルでは、参加・協力・体験・物語の形成に観客を招き入れるコンテンツを作っている」とデレジス氏は述べている。

Awayのソーシャルメディアに対する基本姿勢について、デレジス氏は「価値を引き出す前に、まず価値を提供すること」と語っている。視聴者の注意・信頼・参加・そして最終的なブランド支持を得るために、まずサービスを提供するという順序を重視しているという。コンテンツの判断基準として同チームが使っているのは「自分たちがAwayの社員でなければ、このコンテンツのために手を止めるか?」という問いだとしている。

3.4M再生・13週分在庫を3週で完売した「技術解説動画」の成功

「@actuallyaway」の立ち上げに先行する形で、Awayは「Topside」と名付けたスーツケース新製品の紹介動画を展開し、大きな反響を得たと記事は伝えている。この動画では、AwayのデザインVP(副社長)であるハンナ(Hannah)氏がホワイトボードの前に立ち、天面開口式という新しいスーツケースの設計思想や開発過程を技術的に解説するという形式をとったという。

この動画は複数のプラットフォームを合わせて3.4M(340万)回再生を記録し、同ブランドの年間を通じた最も拡散した投稿になったという。さらに、動画公開から3週間未満で13週分の在庫が完売するという販売効果をもたらしたとデレジス氏は明かしている。コメント欄には「ハンナさんが私の新しいお気に入りインフルエンサー」という声も寄せられたという。

このフォーマットは単発の成功にとどまらず、他製品の紹介にも応用されているという。続編として展開された同形式の動画群は、平均視聴回数の基準値を95%上回る水準で推移しているとデレジス氏は述べている。なぜこのスタイルが受け入れられているかについて同氏は「人々はブランドよりも、人間に共鳴する」と語っている。

「参加型」コンテンツを支えるほかの施策

記事はTopside動画以外の取り組みも紹介している。「Amtrak Jazz」と名付けられたアクティベーションでは、ジョシュ・ウォーク(Josh Wolk)氏との協働により、全米の運行中の全列車を音符に見立てたウェブサイトを制作・公開したという。デレジス氏はこれをソーシャルが持つ「参加型」の特性を体現する事例として位置づけており、「視聴者が体験し、物語を共に形成する」という設計思想に基づくものだとしている。

デレジス氏のキャリアについて、記事はNBAのリサーチ&デベロップメント部門、および「Mischief」「BuzzFeed」での経験を経て現職に就いたと紹介している。

「@actuallyaway」の第1話は記事公開時点(2026年8月20日)で視聴可能な状態になっているという。Link in Bioのレポートは、同チャンネルのコンセプトを「The Ick」というアカウントになぞらえて説明しており、「The Ick」は60万人以上のフォロワーを持ち、ユーザーから集めたデートにまつわるエピソードを再現する形式で人気を得ているアカウントだという。Awayの「@actuallyaway」は、同様の「実話再現」構造を旅行体験の文脈に応用したものだと記事は解説している。

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