4カ国の草の根クラブにクリエイターを派遣しユニフォームを共創するスポーツ施策の設計思想

Lenovo Transforms FIFA World Cup Sponsorship into Community Engagement with AI

ソースに基づく報道記事 7件の情報源
4カ国の草の根クラブにクリエイターを派遣しユニフォームを共創するスポーツ施策の設計思想
画像: プレスリリースより

ポイント

  • レノボは2026年4月30日、新キャンペーン「Your Club Your Canvas」を開始
  • デザイナーがAIデバイスを使い草の根クラブのユニフォームを制作する
  • ユニフォーム売上は全額クラブに寄付され、地域に還元される

ビジネス情報配信サービスのBusiness Wireは、レノボ(Lenovo)が新たなグローバルキャンペーン「Your Club Your Canvas(ユア・クラブ・ユア・キャンバス)」を2026年4月30日公開の記事で報じた。レノボはFIFAワールドカップの公式テクノロジーパートナーであり、今回のキャンペーンは同社が展開するブランドパーパスプラットフォーム「Work For Humankind(ワーク・フォー・ヒューマンカインド)」の一環として位置づけられている。

キャンペーンの内容は、デザイナー・アーティスト・映像作家を草の根サッカークラブの「クリエイティブ・ディレクター」として正式に任命するというものだという。対象となるのはブラジル、中国、イタリア、米国の各クラブで、任命されたクリエイターたちは1シーズンにわたって実際のクラブに深く関わりながら、レノボのAI搭載デバイスとクリエイティブツールを使って限定版のサッカーユニフォームを制作するとしている。

ベッキー・Gをグローバルアンバサダーに起用

レノボが本キャンペーンのグローバルアンバサダーに起用したのは、ミュージシャンでAngel City FC(エンジェル・シティFC)の投資家でもあるベッキー・G(Becky G)だという。代表曲「Shower」でも知られるベッキー・Gは、各クラブのクリエイティブ・ディレクターと協働し、そのクラブの選手やファンの声をもとにした限定版ユニフォームのデザインを手がけるとしている。

「これは単にジャージをデザインし直すことではありません。毎週その物語を生きているコミュニティの手にクリエイティブのコントロールを委ねることなのです」とベッキー・Gは述べたという。同氏はさらに、「テクノロジーとAIを新進クリエイティブ人材と組み合わせることで、カルチャーの次の波と、草の根クラブにとってのコミュニティの形をデザインする本物の機会がある」とコメントしているとBusiness Wireは伝えている。

ユニフォーム売上は全額クラブへ還元

Campaign Live(キャンペーン・ライブ)が2026年4月30日公開の記事で報じたところによると、限定版ユニフォームの販売による収益は全額、参加クラブに寄付されるという。またBusiness Wireの報道では「純収益(net proceeds)」が参加クラブとクラブ主導の取り組みに再投資されると表現されており、シーズン終了後も地域の取り組みを支援し続けることを目指しているとしている。

参加クラブはそれぞれ地域に深い根を持つクラブとして選定されたとBusiness Wireは伝えている。ブラジルからはグレミオ・オサスコ・アウダックス・エスポルテ・クルーベ(Grêmio Osasco Audax Esporte Clube)が参加し、恵まれない地域やファベーラから若い選手を発掘し、なかにはプロ選手へと成長した選手も輩出してきたクラブだという。中国からはレジメン・ユナイテッドF.C.(Regimen United F.C.)が参加し、サッカーとアートおよびストリートカルチャーを融合させることで知られており、農村地域の子どもたちにAI活用ワークショップを提供する予定だとしている。イタリアからはトレビゾ FBC 1993(Treviso FBC 1993)が、米国からはBallard FC(バラード FC)とSalmon Bay FC(サーモン・ベイ FC)の2クラブが参加するとCampaign Liveは報じている。

レノボの財務状況とスポーツ戦略

Campaign Liveの同記事によると、レノボは2025会計年度の第1四半期に前年比20%増となる188億ドル(約2兆8,200億円 ※1ドル150円換算)の売上高を記録したという。同社はこの業績を「AIによって牽引された」と説明しており、3四半期連続の二桁成長を達成したとしている。

Campaign Liveはまた、レノボがFIFAワールドカップの公式テクノロジーパートナーであるとともに、フォーミュラ1の公式テクノロジーパートナーでもあると報じている。また2026年の男子ワールドカップだけでなく、2027年の女子ワールドカップにも公式パートナーとして関与するとしている。

レノボのインテリジェント・デバイスグループおよびインターナショナル・マーケットのSVP兼最高マーケティング責任者であるエミリー・ケッチェン(Emily Ketchen)氏は「クリエイターはカルチャーを形成したいのであり、傍観者でいたいわけではありません」と述べたという。同氏はさらに「テクノロジーがつながりを生み出し、本物の声や誇りを増幅させるとき、それが人々に違いをもたらす手助けができる瞬間です」とコメントしているとBusiness Wireは伝えている。

---

情報ソース一覧

レノボFIFAワールドカップスポーツスポンサーシップ地域還元

記事内容に関するお問い合わせ・フィードバックはこちらからお寄せください。