200市場のメディアデータを自社AIで一元分析、LGが広報効果測定ツールで業界賞を受賞

LG's self-developed AI PR platform "PRISM AI" wins top award, unifying 200 markets.

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200市場のメディアデータを自社AIで一元分析、LGが広報効果測定ツールで業界賞を受賞
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ポイント

  • LGエレクトロニクスはAI広報基盤「PRISM AI」で最優秀AIツール・製品賞を受賞した
  • 同プラットフォームは世界200市場・30ブランドのメディアデータを分析
  • 経営層の迅速かつ客観的な意思決定をAIが支援する

IT分野の業界メディア「IT Brief Asia」は、LGエレクトロニクスが自社開発したAI広報インテリジェンス・プラットフォーム「PRISM AI」で権威ある業界賞を受賞したと、2026年8月27日公開の記事で報じた。

受賞の概要

LGエレクトロニクスは2026年8月24日、PRISM AIが「2026 IN2 SABREアワード・アジア太平洋」の「最優秀AIツール・製品」部門を受賞したと発表した。発表はLGエレクトロニクスのグローバル・ニュースルームを通じて公開された。

IN2 SABREアワード・アジア太平洋は、PR・コミュニケーション業界の専門メディア「PRovoke Media」が主催するアジア太平洋地域の年次表彰プログラムだという。IN2は「Insight(洞察)」と「Innovation(革新)」の頭文字を取った名称で、AI・データ分析・デジタルエンゲージメント・新興コミュニケーション技術における先進事例を評価する。LGエレクトロニクスによると、PRISM AIはさらに同プログラムの「消費者電子機器・通信」部門でもファイナリストに選出されたという。

PRISM AIの仕組み

PRISM AIは、LGエレクトロニクスが自社開発した社内向けAI広報インテリジェンス・プラットフォームだとされている。大規模言語モデル(LLM)とディープラーニングを活用し、世界200市場・30ブランドに関連するメディアデータを分析する仕組みだという。

同プラットフォームは数百万件のニュース記事を処理し、「PRスコア」と「CIインデックス」という独自の評価指標を算出するとされる。文脈に基づくキーワード解析とAIエージェントを組み合わせることで、大量データを実務で活用できる分析レポートへと変換し、経営層や広報担当者がより迅速かつ客観的な意思決定を行えるよう支援するという。

このプラットフォームの評価手法と計測指標は、グローバルPRコンサルタント会社の「Burson」によって外部検証を受けたとLGエレクトロニクスは説明している。これについてIT Brief Asiaは、広報分野においてAIによる評価の一貫性と信頼性を第三者が担保することの意義は大きく、経営判断の根拠として活用するうえで重要になる可能性があると指摘している。

開発の背景と社内展開

PRISM AIが開発された背景には、多数の海外市場で広報活動を展開することの難しさがあったとされる。LGエレクトロニクスによると、同社の「海外販売・マーケティング部門(Overseas Sales and Marketing Company)」が、地域ごとの広報成果をより客観的に比較・評価し、各地域の活動を改善するためのデータ主導の枠組みを必要としていたという。

LGエレクトロニクス 海外販売・マーケティング部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントのトーマス・ユン(Thomas Yoon)氏は、「PRISM AIにより、各市場における広報インパクトを客観的に計測し、活動から戦略的示唆を導き出せるようになった。LGのビジネスポートフォリオ転換と、世界各地での差別化された市場戦略を支えるうえで、より迅速かつ精緻な情報に基づく意思決定を可能にする不可欠なツールだ」と述べたという。

同社はPRISM AIを、製品開発にとどまらずコアなビジネス機能にAIを組み込む取り組みの一例として位置づけており、「AX(AI変革)」と呼ぶグループ全体のAI推進戦略の一環だとしている。LGエレクトロニクス CSO AXセンター長のチョ・ジョンボム(Cho Jung-bum)氏は、「PRISM AIはLGエレクトロニクスにとどまらず、LGグループ全体にAXが根付いていることを示している。個別ツールを超え、LGの事業運営そのものを再形成している」と語ったという。

情報ソース一覧

LGAI広報PRISM AI最優秀賞

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