社内広報の評価軸を「届けたか」から「仕事を楽にしたか」へ変えた企業が注目される3つの理由
Redefining Internal Comms: From Delivering Messages to Improving Employee Workflows
ポイント
- 社内広報は情報を届ける発信者から従業員体験のデザイナーへ役割を変える
- 「2026年版・従業員体験の現状」が示す通り、評価軸は「仕事を楽にしたか」へと転換する
- 従業員が情報過多で消耗する中、内部コミュニケーション部門は大きなチャンスを掴む
社内の広報・コミュニケーション担当者に求められる役割が、情報を届けるだけの「発信者」から、従業員の日常業務そのものを設計する「体験のデザイナー」へと変わりつつある。広報・コミュニケーション業界の専門メディアPR Dailyが2026年9月16日、この変化を正面から取り上げた記事を公開した。
記事が提起する核心は、評価軸の転換だ。「従業員はメッセージを見たか」という問いはもはや本質ではなく、「私たちは仕事を楽にしたか」こそが問われる指標になるという。
「届けた」から「楽にした」への転換
記事によれば、社内コミュニケーションはこれまで長年にわたって「送ったキャンペーンの数」「配信したメッセージの数」「達成したエンゲージメント率」で評価されてきた。しかし現場の実態はそうした成果指標から乖離している。
「State of the Employee Experience 2026(2026年版・従業員体験の現状)」という調査レポートが示す実態は厳しい。従業員は断片化したシステム、情報過多、際限なく増えるツール、そして意味のある仕事から時間とエネルギーを奪う「見えない業務」に日々消耗しているという。
記事はこの状況を、内部コミュニケーション担当者にとって大きなチャンスと位置づけている。テクノロジーの管理はIT部門が担い、組織文化の醸成はHR部門が担うとされている中で、内部コミュニケーション部門は「情報・注意・従業員の理解・日々の体験」すべてが交差する場所に立っているからだ。
9月23日の無料ウェビナーで問いを掘り下げる
この問題を掘り下げる場として、PR DailyおよびRagan Communicationsが2026年9月23日午前11時(米国東部時間)に無料ウェビナー「Beyond Communications: How Internal Comms Can Redesign the Employee Experience」を開催する。参加登録は無料で、スライド・配布資料の提供と12カ月間のアーカイブ視聴も含まれる。チームメンバー全員での視聴も可能とされている。
登壇者はハイロ(Haiilo)のチーフ・ピープル・アンド・カルチャー・オフィサー(最高人材・文化責任者)であるハンナ・ソイエ氏だ。ハイロはソーシャルイントラネットと従業員向けコミュニケーションプラットフォームを提供する企業で、ソース本文によればハンブルク創業で世界1,000超の組織に活用されており、ハンブルク、ボストン、ヘルシンキ、マンチェスター、ロンドンにオフィスを持つ。ソイエ氏は大企業からスタートアップまで幅広い組織でHRに20年以上携わってきた人物で、「C-Suite Squad」という経営幹部向けのネットワーク組織を自ら立ち上げてもいる。
司会はRagan CommunicationsおよびPR Dailyのスペシャル・プロジェクト・マネージャーであるジョン・ミニック氏が務める。
ウェビナーで扱うテーマ
記事によれば、ウェビナーでは以下のテーマが取り上げられる予定だ。従業員体験がなぜ壊れかかっているのか、デジタル環境の複雑さが組織にもたらしているコスト、内部コミュニケーション担当者が複雑さと認知的負担をどう減らせるか、「メッセージの配信」から「体験のデザイン」への移行、そして内部コミュニケーション部門を戦略的なビジネス機能へと引き上げる方法、という5点が挙げられている。
参加特典として「State of the Employee Experience 2026」レポートも入手できる。ウェビナーへの参加対象は、社内コミュニケーション、従業員向けコミュニケーション、経営幹部向けコミュニケーション、HR向けコミュニケーション、企業文化、グローバルコミュニケーション、従業員エンゲージメント、デジタルワークプレイス、従業員体験のいずれかに業務時間の4分の1以上を割いている実務担当者とされている。
情報ソース一覧
- コミュニケーションを超えて:インナーコミュニケーションが従業員エクスペリエンスを再設計する方法 Beyond Communications: How Internal Comms Can Redesign the Employee Experience www.prdaily.com
- GSIC 2026 レポート(インナーコミュニケーションのグローバル現状 2026年版) GSIC 2026 Report (Global State of Internal Communications 2026) 6282300.fs1.hubspotusercontent-na1.net/hubfs/6282300/GSIC%202026/GSIC%202026%20-%2001.13.2026.pdf
- KorbytがReworkedに依頼した調査で、従業員がなぜ職場でのコミュニケーションに耳を傾けなくなるのかが明らかに Korbyt-Commissioned Study Conducted by Reworked Reveals Why Employees Tune Out Workplace Communication www.gokorbyt.com/press-release/workplace-communication-study-2026-korbyt/
- あなたのチームが本当に必要としている危機コミュニケーションフレームワークとは? What crisis communication framework does your team actually need? www.prdaily.com/rdh/
- 職場コミュニケーションの現状 2026:従業員の44%が耳を傾けなくなる理由 State of Workplace Communication 2026: Why 44% of Employees Tune Out www.joinicology.com/insights/state-of-workplace-communication-2026
- コミュニケーターの62%が「意味のあるエンゲージメントには従業員の行動が含まれる」と回答したが、データを接続しているのはわずか8% 62% of communicators say meaningful engagement includes employee action, but only 8% connect the data markets.businessinsider.com
- 80以上のインナーコミュニケーション統計 | 2026年版ソース情報 80+ Internal Communication Statistics | Sourced 2026 Stats wifitalents.com/internal-communication-statistics/
- 2026年に知っておくべき従業員エンゲージメント統計60選 60 employee engagement statistics to know in 2026 www.joinblink.com/intelligence/employee-engagement-statistics
- インナーコミュニケーション統計 Internal Communication Statistics gitnux.org/internal-communication-statistics/
- ContactMonkeyによるインナーコミュニケーションのグローバル現状 2026年版 Global State of Internal Communications 2026 Edition by ContactMonkey quantum.dk