米国の広報教育、AIカリキュラムが充実していると評価されたのは4プログラムのみ

US PR Education: Only 4 Universities Are AI-Ready

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米国の広報教育、AIカリキュラムが充実していると評価されたのは4プログラムのみ
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ポイント

  • 5Wは米国大学のPR教育に関する調査報告書を公開
  • 10校中4校のみがAIカリキュラムに十分対応と評価
  • 広報人材市場のデータも示し、創業者は危機感を表明

米国のPR会社・5Wは、米国主要大学のPR・マーケティング教育の現状を分析した36ページの調査報告書を2026年5月5日に公開した。報告書は登録不要・無料でダウンロードできる。本報告書は5Wが新たに立ち上げた研究シリーズの第1弾に位置づけられている。

調査対象となった上位10プログラムとAI評価

報告書は、米国の代表的な学部PRプログラムとして10校を取り上げ、それぞれのAIカリキュラムへの統合度を採点した。対象10校として挙げられたのは、シラキュース大学(ニューハウス)、南カリフォルニア大学(アネンバーグ)、ノースウェスタン大学(メディル)、フロリダ大学(CJC)、ミズーリ大学、テキサス大学オースティン校(ムーディー)、ジョージア大学(グレディ)、ボストン大学(COM)、ニューヨーク大学(スタインハート/SPS)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校(ハスマン)である。

一方、報告書が調査対象プログラム全体を通じてAI専用カリキュラムが最も充実していると評価したのは、ボストン大学、コロンビア大学SPS、ニューヨーク大学SPS、デンバー大学の4プログラムだったとしている。なお、このうちコロンビア大学SPSとデンバー大学は、上記の対象10校のリストには含まれていない。

人材市場を示す数字

報告書では米国労働統計局(2024年5月時点)のデータとして、広報スペシャリストの年収中央値が6万9,780ドル、広報マネジャーの年収中央値が13万8,520ドルだと示している。また、2034年までの広報スペシャリストの雇用成長率は5%と予測され、米国で年間に生まれる求人数は広報スペシャリストで約2万7,600件、広報マネジャーで約1万200件に上るとしている。米国11都市における入社時の給与レンジは4万5,000ドルから9万ドルと幅があるという。

創業者が危機感を表明

5Wの創業者であるロン・トロシアン(Ronn Torossian)氏は、「PR業界はAI検索とAIを活用したブランド発見を中心に作り直されている。AI統合で最も速く動く大学が、次の10年を定義する人材を輩出するだろう。ほとんどの大学は十分に速く動いていない」と述べている。

5W自身はChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini、GoogleのAI Overviewsといったプラットフォーム上でのブランド認知構築を手がけるAIコミュニケーション企業として自社を説明している。報道獲得やデジタル、インフルエンサーといった従来の広報チャネルに加え、生成エンジン最適化(GEO)と呼ばれる独自のAI可視化リサーチを組み合わせるアプローチを標榜しており、創業から20年以上が経過しているとしている。米国業界専門誌O'Dwyer'sによってトップ広報会社に認定されたとも述べている。

報告書には9点の図表が収録されている。報告書の全文は5Wの公式サイト(https://www.5wpr.com/research/pr-marketing-education-study-2026/)で公開中だという。

情報ソース一覧

広報教育AI米国調査報告書

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