「従業員コミュニケーション」が企業評判を左右する時代、米大手PR会社が創業25年の専門会社を買収

US PR Giant Acquires 25-Year-Old Employee Communication Specialist for Reputation Management

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「従業員コミュニケーション」が企業評判を左右する時代、米大手PR会社が創業25年の専門会社を買収
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ポイント

  • 米独立系PR会社MWWが戦略会社HudsonLakeを買収した
  • HudsonLakeは創業25年、従業員コミュニケーションを専門とする
  • この買収は2026年5月6日に発表され、HudsonLakeは独立ブランドを維持し運営される

PR業界の動向を伝える専門メディア「O'Dwyer's PR News」は、米国の独立系PR会社MikeWorldWide(以下MWW)が、組織変革・従業員エクスペリエンス・職場向けコミュニケーションを専門とする戦略コミュニケーション会社HudsonLakeを買収したと2026年5月6日公開の記事で報じた。同日、MWW自身もプレスリリースを通じて正式に発表している。

買収後もHudsonLakeは「HudsonLake, a MikeWorldWide company」として独立したブランドを維持しながら運営を続けるという。

創業25年の専門会社が加わることで何が変わるのか

MWWの公式発表によると、同社は創業約40周年を迎える独立系PR会社であり、北米・欧州・中南米に200名以上の専門家を擁するという。一方のHudsonLakeは創業25年を迎えた戦略コミュニケーション会社で、トヨタ、7-Eleven、アメリカン航空、デルタ航空、医療機関のPeaceHealth、Halperin Parkといった組織をクライアントに持ち、医療・交通・旅行・金融・専門サービス・消費財・テクノロジーなど幅広い業種で実績を積んできたとしている。

今回の買収によりMWWがHudsonLakeから取り込むのは、組織変革支援、従業員・経営層向けコミュニケーション、タレント戦略・従業員エクスペリエンス設計、雇用主ブランディング・採用マーケティング、そして労使関係・職場コミュニケーションといった専門領域だという。これらは従来、MWWが手がけてきた危機対応・メディアリレーション・企業広報・パブリックアフェアーズといった対外的な広報機能とは切り離されて語られることが多かった分野だ。

「社内」と「社外」を一体管理する評判モデルへ

MWWのプレスリリースは、買収の背景にある問題意識をこう説明している。「今日の企業は、従業員から消費者、政策立案者まで、複数の、しばしば相反するステークホルダーから常にリアルタイムで評判を評価されている。しかし、従業員向けコミュニケーションは、より広範なコミュニケーション戦略から切り離されて扱われることが多く、組織が言っていることとやっていることの間にギャップが生まれていた」という。HudsonLakeの参画によって、このギャップを埋め、内側から外側へと一体的に評判を管理するモデルを構築するとしている。

MWW CEOでありファウンダーのマイケル・ケンプナー氏はこう述べたという。「評判の未来は継続的で、つながっていて、内側から構築されるものだ。組織はどう伝えるかではなく、どう動くかによってリアルタイムで評価される。従業員コミュニケーションは、経営の重要な意思決定の場に必要な機能だ。HudsonLakeの参加によって、われわれは評判管理が今後向かう方向のためのモデルを作り上げた」。

HudsonLakeのファウンダーであるシンシア・ハドソン氏は「MikeWorldWideに加わることで、HudsonLakeは次世代のツール・リソース・規模・補完的な能力を手に入れ、クライアントの期待を超え続け、社員にとっての『働きがいのある職場』であり続けることができる」と述べたという。また、HudsonLakeのCEOであるドン・スミアロヴィッチ氏は、「MWWの参加によって社内文化と外部ブランド・評判を接続し、すべてのステークホルダーにより大きな価値を生み出すことができる。MWWが持つAI・データ分析・デジタル戦略・インフルエンサー活用の能力は、われわれが手がける仕事に深みと精度をもたらす」と語ったという。

ワシントンDCオフィスの拡張も同時発表

今回の買収に合わせて、MWWはワシントンDCメトロエリアのオフィスを再立ち上げ・拡張する計画も明らかにした。規制対応・政府関与・社会的な監視という複雑な環境を航行する企業に対して、事業上の優先事項を明確かつ信頼性を持って伝えるコンサルティングをさらに強化する狙いだという。

なお、MWWのプレスリリースによると、同社はHudsonLake買収に先立ち、スポーツ・ライフスタイル領域のPR専門会社バーク・コミュニケーションズ(Berk Communications)を買収済みであり、今回のHudsonLake買収によって「職場・従業員コミュニケーション」を中核的な事業の柱として追加する形となったという。「スポーツ」と「従業員コミュニケーション」の両機能を加えたことで、統合型コミュニケーションプラットフォームとしてのポジションをさらに強化したと位置づけているとしている。

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