生成AIが情報の門番になる時代、広報担当者が知るべきコンテンツ可視性の新条件

Brands Ignored by AI Despite Top Search Ranks: The Key to Visibility

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生成AIが情報の門番になる時代、広報担当者が知るべきコンテンツ可視性の新条件
画像: 情報ソースより

ポイント

  • PRWeekとNotifiedはAIウェビナー開催を発表
  • 生成AIが情報の門番となり、信頼性あるコンテンツが重要だ
  • Google検索順位とAI言及には0.65の相関があった

PRWeekとNotifiedは2026年6月11日付でプレスリリースを配信し、2026年6月17日に「AI Is Your Audience: How Top Brands Are Winning Attention(AIがあなたのオーディエンスだ:トップブランドが注目を勝ち取る方法)」と題したウェビナーを開催すると発表した。プレスリリースはGlobeNewswireを通じて公開された。

AIが情報の門番になった現実

プレスリリースによると、ChatGPTやClaudeといった生成AIが「新たな情報の門番」になりつつあるという。これらのプラットフォームは、ユーザーが何かを調べようとした際に「どの情報源を見せるか」「どの企業に可視性を与えるか」を事実上コントロールするようになっているとしている。

同プレスリリースは、この状況が広報・コミュニケーション担当者に新たな課題を突きつけていると指摘する。コンテンツを発信するだけでは不十分で、そのコンテンツがAIシステムにとって「明確で、信頼でき、見つけやすい」ものでなければならないというのだ。

AI回答とGoogle検索は仕組みが異なる

あるブログ記事は、AIがなぜ特定のブランドを回答に含め、他のブランドを含めないかを詳細に説明している。同記事によると、ChatGPTのようなLLM(大規模言語モデル)は検索エンジンとは根本的に異なる仕組みで動いているという。

Googleなどの検索エンジンはウェブをクロールしてページを順位付けし、リンクの一覧を返す。一方でLLMはウェブページをリアルタイムで取得するのではなく、学習時に獲得したパターンをもとに「次の言葉を予測」することで回答を直接生成する。つまりAIは「ウェブへの案内役」ではなく、「自らが文書になろうとする」仕組みだとされている。

また、LLMには「知識のカットオフ(学習データの締め切り日)」があり、それ以降に発表された情報はウェブ検索ツールを使わない限り回答に反映されないという制約もある。同記事は、新興ブランドと確立されたブランドの扱いに差が生じやすいのはこのためだと説明している。ウェブ検索機能をオフにした状態でChatGPTに質問した場合、新興ブランドについては「信頼できる情報を提供できない」とAIが回答する一方、広く知られた確立ブランドについては説明できるという具体例を示している。

SEO1位でもAI回答に出ない理由

別のブログ記事では、AI回答内でのブランド言及を左右する要因を大規模に調査した結果が公表されている。同調査では金融とSaaS(ソフトウェアサービス)領域で30万件以上のキーワードを収集し、GoogleとBingでランキングを取得した上で、Google・Bing全体で約60万件の「People Also Ask(よく聞かれる質問)」を抽出。その中から関連性の高い1万件の質問をOpenAIのGPT-4oのAPIに投げ、どのブランドが回答に登場するかを計測したという。

調査の結果、Googleで1ページ目にランクインしているブランドとLLMでの言及頻度の間には約0.65という相関が確認された。Bingランキングとの相関は約0.5〜0.6とやや低かったという。一方で、バックリンク(他サイトからの被リンク)の数はAIでの言及頻度にほとんど影響を与えず、相関はほぼゼロか弱い値にとどまったとしている。マルチモーダルコンテンツ(画像・動画などの複合コンテンツ)の多様性も、予想ほど大きな影響を持たなかったという。

さらに同調査では、フォーラムやSNS、アグリゲーター系サイトをデータから除外し、解決策志向のウェブサイト(SaaSプロバイダーやサービス企業のサイトなど)のみに絞り込んだところ、ランキングとLLM言及の相関がさらに強まったことが確認されたという。同調査はこれが高品質で関連性の高いコンテンツの重要性を裏付けていると説明している。

冒頭のウェビナーには、NotifiedのCEOであるエリック・カールソン氏、Frantz Marketing SolutionsのファウンダーかつCEOであるスーザン・フランツ氏、そしてネスレのチーフ・コミュニケーションズ・オフィサー(最高広報責任者)であるリサ・ギビー氏が登壇する。なお、Notifiedについてプレスリリースは「Equiniti(イクイニティ)のマーケット・エンゲージメント部門」であり、「S&P500構成企業の50%超が同社のソリューションを利用している」と説明している。

ウェビナーでは、AIプラットフォームがより簡単にコンテンツを見つけ・認識し・引用できるようにコンテンツを構造化する方法、オリジナルコンテンツと信頼できる情報源がAI可視性において果たす役割、そして権威性の構築とコンテンツの鮮度を保つ方法などが取り上げられる予定だという。

情報ソース一覧

AISEOブランド可視性生成AI

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