SNSがニュース源世界1位の時代に広報が備える「本物の対話」という新条件
Social Media Becomes News Mainstay: PR Pros' Guide to Major Platform Overhaul
ポイント
- PR Dailyがソーシャルメディアの最新アップデートをまとめた
- ロイター研究所の調査でSNSがニュース源世界1位に
- 48カ国8.5万人以上を対象とし、62%が偽情報を懸念
米国のPR・コミュニケーション業界向け専門メディアPR Dailyは、主要ソーシャルメディアプラットフォームの最新アップデートをまとめた記事を2026年6月23日公開の記事で報じた。背景にあるのは、英国オックスフォード大学付属の国際メディア・ジャーナリズム研究機関であるロイター研究所が発行した「2026年デジタルニュースレポート」の衝撃的な調査結果だという。
同レポートは48カ国・85,000人以上を対象に実施されたもので、ソーシャルメディアが日常的なニュース取得源としてテレビやニュースサイトを抜いて世界1位になったことを示したという。TikTokとInstagramはニュース源としての影響力を強めている一方、Xの役割は低下傾向にあると同レポートは報告しているとされる。また、回答者の62%がオンライン上の偽情報を懸念していると答えたという。PR Dailyはこの状況について、より多くの人がソーシャルフィードからニュースを得るようになると、アルゴリズムとコンテンツ発信者が「どの情報が人々の目に触れるか」を左右する力を持つことになり、偽情報や事実の歪曲が広がるリスクが生じると指摘している。
TikTokがライブコマースに厳しい規制
TikTokはショッピングライブ配信のルールを大幅に厳格化したとPR Dailyは報じた。具体的には、TikTok Shopのライブ配信においてAI生成音声や事前録音音声の使用を禁止するというものだという。配信者は視聴者とリアルタイムで、口頭または手話によってコミュニケーションを取らなければならず、AI音声や録音に依存した配信は「違反扱い」になるとTikTokは説明しているという。
YouTubeはモバイルUIを刷新、月額最大500ドルの会員制も
YouTubeはモバイルアプリのUIを変更し、「リミックス」ボタンをシェアメニュー内に移動させたとPR Dailyは伝えた。動画下部のスペースをすっきりさせながら、リミックス機能自体は引き続き利用できるという。また、YouTubeパートナープログラムに参加するクリエイターが設定できるチャンネルメンバーシップの上限価格が、米国において月額500ドル(※1ドル150円換算で約7万5,000円)まで引き上げられたという。価格改定は段階的に展開されているとYouTubeは述べているとされる。
PinterestがAIショッピング機能と広告ツールを相次ぎ投入
ビジュアル発見・ブックマークプラットフォームのPinterestは複数の新機能を発表したとPR Dailyは報じた。まず、AIを活用したショッピング・プランニングの実験的アプリ「Ask Pinterest」のテストを始めたという。ディナーパーティーの計画や部屋のインテリア整備といった複雑でビジュアルを伴う検索ニーズに応えるもので、現時点では米国限定での提供だとされる。
広告ツールの面では、中小企業向けに「Performance+」の2つの新機能が追加されたという。1つ目は新規顧客獲得機能で、広告主が既存顧客リストをアップロードまたは定義し、新規顧客に高い価値を設定した上でPinterestのシステムが新規購買見込み層にターゲティングするというものだという。Pinterestによると、この機能を使った広告主の初期テストでは新規顧客コンバージョンが平均64%増加したという。2つ目はShopifyとの連携で、対象のShopify加盟店はPinterest広告マネージャーか、PinterestのShopifyインテグレーションから直接、事前作成済みのテンプレートを使ってショッピングキャンペーンを立ち上げられるようになったという。
さらにPinterestはAIツール群も発表しており、広告主向けのAIアシスタント「Business Assistant」、Pinterest のキャンペーンや分析データを外部AIツールと接続する「Pinterest MCP」、インプレッションごとに最適な広告バリエーションをAIが選ぶ「Performance+クリエイティブツール」の3つが主な内容だとされる。
SnapchatとLinkedInもAI強化で広告・プロフィールを刷新
SnapchatはAIを活用した広告新機能を複数導入したとPR Dailyは報じた。広告主が目標を入力するとキャンペーン設計を提案する「Snap Smart Assistant」、Snapchatのチャット機能内でブランドがAIエージェントを通じて質問に答えたり商品を薦めたりできる「AIスポンサードスナップ」、1枚の商品画像から複数の広告フォーマットを生成できる動的商品広告の機能強化などが含まれるという。またSnapchatはAIを活用したクリエイターマーケットプレイス「Snapクリエイターネットワーク」も立ち上げ、ブランドがターゲット層・カテゴリー・キャンペーン目標に基づいてクリエイターを見つけやすくするとしているという。
LinkedInはプロフィール上での連携アプリの表示方法を拡充したとPR Dailyは伝えた。HubSpot、Descript、Duolingo、Lovable、Replitといったアプリと連携すると、それぞれのアプリでユーザーが実際にどのような使い方をしているかを短く説明する文章が生成されるという。この説明文はユーザーの実際の利用状況に基づいており、利用状況に応じて自動更新されるが、ユーザー自身が編集することはできないという。LinkedInはこの変更によって「ツールを列挙するだけでなく、実際のスキルの証拠を示すことでプロフィールの信頼性が高まる」と説明しているという。広告機能面では、キャンペーンマネージャー内の「ブランドキット」機能も更新され、色・フォント・ブランドボイスといったブランドルールを設定できるようになったという。
情報ソース一覧
- 今週知っておくべきソーシャルメディアの更新と新機能 - PR Daily Social media updates and new features to know this week - PR Daily www.prdaily.com/social-media-updates-and-new-features-to-know-this-week-47/
- ソーシャルメディアトレンド:2026年を形成するもの(そして先行する方法) – Slate Social Media Trends: What Will Shape 2026 (and How to Stay Ahead) – Slate slateteams.com/blog/social-media-trends-2026
- ソーシャルメディアの更新:2026年3月 - JCK Social Media Updates: March 2026 - JCK www.jckonline.com/editorial-article/social-media-updates-march-26/
- 2026年に知っておくべき7つのソーシャルメディアトレンド 7 social media trends you need to know in 2026 sproutsocial.com/insights/social-media-trends/
- 2026年のソーシャルメディアトレンドに注目 | Jane Friedman Watch for These 2026 Social Media Trends | Jane Friedman janefriedman.com/watch-for-these-2026-social-media-trends/
- 2026年のPinterestマーケティング Pinterest Marketing in 2026 www.youtube.com/watch
- 全てを変える2026年のソーシャルメディアトレンド 2026 Social Media Trends that will change EVERYTHING www.youtube.com/watch
- ソーシャルメディアは今、本当に退屈だ (コンテンツブリーフ:2026年5月) Social Media is So Damn Boring Right Now (The Content Brief: May 2026) www.youtube.com/watch
- Pinterestについて知っておくべき7つのこと 7 Things to Know About Pinterest liahaberman.substack.com/p/7-things-to-know-about-pinterest
- Instagramリール Instagram Reel www.instagram.com/reel/DRdHVl-kUUJ/