大手メディア企業の元広報トップが戦略コンサルへ転身、AIを武器に経営層支援を強化

Ex-Paramount CCO Justin Dini joins FGS Global to enhance executive support with AI

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大手メディア企業の元広報トップが戦略コンサルへ転身、AIを武器に経営層支援を強化
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ポイント

  • FGS Globalが元パラマウントCCO、ジャスティン・ダイニ氏をパートナーに任命
  • 同氏はパラマウントで8年間CCOを務め、企業変革を主導した
  • FGS GlobalはAIを活用し、経営層支援強化を図る方針

PR・コミュニケーション業界の専門メディアであるPRWeekと、米国のニュースメディアAxiosはそれぞれ同じ人事を報じた。戦略的リーダーシップ・アドバイザリーを手がけるFGS Globalが、ジャスティン・ダイニ氏(Justin Dini)をパートナー兼グローバル共同戦略・レピュテーション部門長に任命したという。FGS GlobalはビジネスFGS Globalはビジネス・政府・世論が交差する領域でCEOや取締役会、経営チームを支援すると自社を説明しており、戦略および財務コミュニケーション・企業レピュテーション管理・危機対応・ポリシー・アドボカシーなど幅広い分野を手がける。世界31拠点にオフィスを構えるという。なお、Axiosの記事は2026年5月21日付で公開されている。

大手メディア企業のCCOが転身

ダイニ氏は今回の就任に先立ち、米大手メディア・エンタテインメント企業パラマウント・グローバル(Paramount Global)でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CCO(最高コミュニケーション責任者)を8年にわたって務めたという。在任期間中は、ヴァイアコム(Viacom)とCBSの合併、パラマウント・グローバルへのリブランド、動画配信サービス「Pluto TV」の買収と「Paramount+」のローンチ、さらにはスカイダンス(Skydance)との合併という一連の大規模な企業変革を、広報の立場から率いたとFGS Globalは発表した。

パラマウント・グローバル入社前には、国際的な戦略コミュニケーション・アドバイザリー会社のブランズウィック・グループ(Brunswick Group)において約10年間在籍し、パートナー兼米国通信・メディア・テクノロジー部門共同責任者を務めたという。さらにキャリアの出発点はジャーナリストであり、「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」「インスティテューショナル・インベスター(Institutional Investor)」「アドウィーク(Adweek)」などに執筆した経歴を持つとされる。その後ニューヨーク市会計監査役のコミュニケーション担当特別補佐官を経て、民間の広報・コンサルティングの世界に入ったとしている。

ロンドンのパートナーと「東西体制」で共同統括

FGS Globalの発表によると、ダイニ氏はニューヨークを拠点に、ロンドンを拠点とするサー・クレイグ・オリバー(Sir Craig Oliver)と共同でグローバル戦略・レピュテーション部門を率いるという。同部門は、複雑化する環境の中でリーダーと組織がレピュテーション(評判)を形成・強化するのを支援するものだとされ、インサイトとリサーチを基盤とし、政策・アドボカシー・広報の全領域にわたる助言をクライアントに提供するとしている。

FGS GlobalのグローバルCEOであるアレックス・ガイザー(Alex Geiser)氏は声明の中で「ジャスティンは、世界で最も象徴的な企業のいくつかにおいて、課題と機会の双方をうまく乗り越えてきた実績を持つ、高く評価されたコミュニケーション・リーダーだ」と述べたという。また北米CEOのウィニー・ラーナー(Winnie Lerner)パートナーも「ジャスティンは洞察力があり思慮深いストラテジストで、コミュニケーションを経営チームの問題解決ツールとして捉える力を持っている」と評したとされる。

ダイニ氏自身も声明の中で「企業は地政学・メディア・経済の面でますます不安定な環境を航行しており、コーポレートアフェアーズと広報のリーダーがその最前線に立つことが多い」と語ったという。また「かつてクライアントとしてチームと協働した経験から、ステークスが最も高い局面でこのファームがどう動くかを直接目の当たりにした。FGSに加わることをこれ以上なく楽しみにしている」と述べたとしている。

相次ぐ上級人材の採用とAI活用の拡充

Axiosの報道によると、ダイニ氏の参画はFGS Globalによる上級人材獲得の一連の動きの最新案件だという。同メディアによれば、製薬会社ファイザー(Pfizer)出身のサリー・スーズマン(Sally Susman)氏が最近、FGS Globalのグローバル執行委員会メンバーに就任している。また2025年12月には、H/アドバイザーズ・エイバーナシー(H/Advisors Abernathy)の元共同CEOであるトム・ジョンソン(Tom Johnson)氏がプライベートキャピタル・金融サービス部門のグローバル責任者として参画した。さらに2025年9月には、パラマウントの元チーフ・マーケティング・オフィサーであるジュリア・フェルプス(Julia Phelps)氏がFGS初のグローバルCMO兼トランスフォーメーション責任者に就任したともしている。

こうした人材強化と並行して、FGS Globalはダイニ氏とオリバー氏の両名が主導するかたちで、AIを活用したツールを取り入れながら取締役会とCスイート向けのリレーション強化に向けて部門を拡張していく方針を示したという。

情報ソース一覧

広報戦略戦略コンサルティングAI活用ジャスティン・ダイニ

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