宇宙に浮かんだヌテラの瓶が生んだ「史上最高の無料広告」とブランドの即応

Nutella's Viral Space Moment: 3 Lessons for Brand Piggybacking

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宇宙に浮かんだヌテラの瓶が生んだ「史上最高の無料広告」とブランドの即応
画像: 情報ソースより

ポイント

  • NASA月周回ミッションでヌテラの瓶が宇宙を漂う映像が拡散
  • 地球最遠記録更新約4分前の偶然が大きな話題を呼んだ
  • ヌテラは迅速かつ節度あるSNS対応でブランドを高評価された

アメリカのメディア「WFMD」は、NASAの有人月周回ミッション中に偶然生まれたヌテラのバイラル現象と、同ブランドの対応を詳報する記事を2026年4月6日に公開した。

宇宙船の厨房からヌテラの瓶が浮かび上がった

報道によると、NASAが主導するアルテミスII(Artemis II)ミッションにおいて、宇宙船の厨房エリアからヌテラの瓶が無重力状態で浮き出し、ラベルを正面に向けたまま漂う映像がSNS上で急速に拡散した。WFMDによると、「まるでコールタイムと照明クルーがいたかのようだった」と表現されるほど、偶然とは思えない完璧なプロダクトショットだったという。

映像がSNS上に広まると、ユーザーからは「史上最高の無料広告」「マーケティングチームには絶対に再現できない」「人類史上最も強烈な無料広告かもしれない」といったコメントが相次いだとWFMDは伝えている。

ヌテラの瓶が映り込んだのは、乗組員が1970年のアポロ13号が記録した地球からの最遠距離記録24万8655マイルを更新する約4分前のことだったという。

乗組員はコマンダーのリード・ワイズマン氏、パイロットのビクター・グローバー氏、ミッションスペシャリストのクリスティーナ・コッホ氏(以上NASA)、そしてカナダ宇宙庁所属のミッションスペシャリスト、ジェレミー・ハンセン氏の4名で構成されている。

ブランドと宇宙センターが即座に公式反応

WFMDの報道によると、ヌテラのマーケティングチームはこの映像を察知し、SNS上でブランドとして公式に反応した。投稿に使われたコピーは「Honored to have traveled further than any spread in history. Taking spreading smiles to new heights.(史上どのスプレッドよりも遠くに旅できたことを光栄に思います。笑顔をもっと高いところへ。)」というもので、宇宙船と心のかたちの絵文字を添えたこの投稿は、記事公開時点で約20万回再生されていたという。

NASAのケネディ宇宙センターも公式アカウント(X)で「アルテミスの乗組員が月の美しい写真を撮る間、甘いお菓子を楽しんでいます!」と投稿し、この偶然の出来事を自ら話題として取り上げたとWFMDは伝えている。

ミッション本体も歴史的な記録を樹立

WFMDによると、アルテミスIIの乗組員は月の裏側を通過する際に計画されていた40分間の通信途絶を経験し、その間、人類史上最も孤立した状態に置かれた。その後、東部標準時午後7時25分ごろに交信が回復した。乗組員はまた、月面から約4057マイルという最接近点から太陽コロナや複数の惑星を撮影する機会も得たという。カプセルはフロリダ州を出発した9日後の4月10日、サンディエゴ沖の太平洋への着水を目指すと報じられている。

なお、WFMDによると、Fox News Digitalがヌテラの親会社フェレロ(Ferrero)にコメントを求めたが、記事掲載時点では回答が得られていなかったという。

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