AI検索で自社ブランドはどう語られているか、9つの生成AIを一元監視する新機能をCisionが公開

AI-era PR tools now measure brand exposure on LLMs

ソースに基づく報道記事 10件の情報源

ポイント

  • CisionがAI可視化ダッシュボード提供を発表
  • 統合プラットフォームCisionOneの新機能として追加
  • 9つの主要AI上でブランド露出を追跡・分析する

グローバルなPRソフトウェア・メディアインテリジェンス企業のCision(シジョン)は、2026年7月14日、同社のプレスリリースを通じてAI可視化ダッシュボードの提供開始を発表した。統合PR・コミュニケーション管理プラットフォーム「CisionOne」に追加されたこの新機能により、広報・コミュニケーション担当者はChatGPT、Gemini、Claudeなどの主要AIプラットフォーム上で自社ブランドがどのように表示・言及されているかを追跡・分析できるという。同発表はPR業界専門メディアのPR Weekでも報じられている。

9大AIプラットフォームを一元監視

AI可視化ダッシュボードが対応するのは、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Grok、DeepSeek、Google AI Overview、Google AI Mode、Mistralの9プラットフォームだという。このダッシュボードは、検索インテリジェンス分野のデータ提供企業Trajaan(トラジャン)のデータを活用していると発表には記されている。

具体的な機能として、Cisionの発表は以下の点を挙げている。各AIプラットフォームと、AIを活用した検索体験全体にわたって自社ブランド・競合他社・重要トピックがどのように表示されるかを監視する機能、カスタマイズ可能なダッシュボードで可視性を時系列で追跡する機能、競合他社に対するブランド露出の「シェア・オブ・ボイス(声量シェア)」のベンチマーク比較、AI生成回答における自社ブランドのセンチメント(好意度)分析、そして自社ブランドが登場するプロンプト・トピックの特定などが含まれるという。

加えて、AI生成回答の中でどのジャーナリスト・メディア・ドメインが情報源として引用されているかも確認できると発表は説明している。これにより、従来のメディア掲載活動がAI回答に影響を与えているかどうかの関連を把握しやすくなるとしている。

従来ツールとの統合が差別化ポイント

Cisionのチーフプロダクトオフィサー、ジム・ダクスナー氏は「AI生成の回答の中で自社ブランドがどのように表示されているかを理解することは、現代の広報チームにとってもはや任意ではない。必須だ」と発表内でコメントしている。

同社チーフマーケティングオフィサーのエイミー・ジョーンズ氏は、「PR担当者は真空の中でブランドの評判を守ったり成長させたりすることはできない。報道獲得の取り組みが実際にアルゴリズムに与えている影響を確認する必要がある」と述べており、AI可視性データをメディアアウトリーチ(記者へのアプローチ活動)や従来のメディア監視と結びつけることの重要性を強調したという。

今回の機能が既存ツールと差別化される点として、Cisionの発表は「スタンドアローンのAI追跡ツールと異なり、CisionOneはAI可視性の指標を従来のメディア監視・ソーシャルリスニング・メディアアウトリーチと同一プラットフォーム上で統合している」と説明している。また、同機能はCisionOne以外にも、同社が提供するBrandwatchおよびPR Newswireを含むCisionの製品群全体にTrajaan搭載の検索インテリジェンスを展開していくとしている。

Cisionの段階的なAI戦略

Cisionは2025年12月11日にTrajaan社の買収を完了しており、今回のAI可視化ダッシュボード追加は同買収後の製品展開の一環だと発表は位置づけている。同社のプレスリリース一覧によると、2026年6月18日にはCisionOneでAIによるメディア露出分析機能を追加し、2026年6月8日にはBloomberg Mediaとのパートナーシップを発表するなど、2026年に入って立て続けに新機能・提携を打ち出している。

同社は75,000社超の企業・組織が自社プラットフォームを利用しており、フォーチュン500企業の84%が顧客に含まれると発表で述べている。

AI可視化ダッシュボードは2026年7月14日時点でCisionOneユーザー向けに提供開始されているという。

情報ソース一覧

AI広報Cisionブランド露出

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