「見せれば伝わる」——米国初の屋内スライドパークCMOが語る、体験設計が最強の広報になる理由

“Show, Don't Tell”: US Indoor Slide Park CMO on Experience Design for PR

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「見せれば伝わる」——米国初の屋内スライドパークCMOが語る、体験設計が最強の広報になる理由
画像: プレスリリースより

ポイント

  • 米国初屋内スライドパークCMOが、最強の広報は「体験を見せる」ことだと主張
  • この戦略は顧客獲得コストを下げ、認知度を高めると語る
  • 2026年4月までに、同社は既に150拠点以上へ展開

米国のPR・マーケティング専門メディア「PR Daily」は、屋内アクションパークを展開するSlick City Action ParkのCMO(最高マーケティング責任者)ジョシュ・コール氏へのインタビューを2026年6月18日公開の記事で報じた。コール氏が語った「体験を見せることが最強のブランド戦略である」という主張が、体験型施設のマーケティング担当者の間で注目を集めているという。

米国初の屋内スライドパークとは

Slick City Action Parkは、水を使わない独自のドライスライド技術を核とした屋内型スライドパークで、米国初のこの種の施設として知られているという。同メディアの報道によると、コール氏は現在、同社のブランド戦略、デジタルマーケティング、広報、パートナーシップ、顧客エンゲージメント、そしてフランチャイズ加盟店向けのマーケティング支援を統括しているとしている。

コール氏のキャリアは体験型エンタメ業界に根ざしている。テーマパーク・トランポリンパーク・VR体験施設などを渡り歩き、Sky Zone、TITLE Boxing Club、Sandbox VRの各社でCMOを務めたほか、ユニバーサル・スタジオでも幹部職を担ったと同メディアは伝えている。

「見せれば伝わる」の原体験

コール氏がインタビューで最も強調したのは、「showing is better than telling(見せることは語ることに勝る)」という原則だという。Slick Cityのスライドは視覚的に派手で、ゲストが巨大なスライドを滑り降りたり、「メガ・ローンチ」と呼ばれるスライドから空中に飛び出す瞬間を捉えた映像は、それ自体がスクロールを止めるコンテンツになると語ったとしている。

この考えの原点は、コール氏がユニバーサル・スタジオのデジタルマーケティングチームの初期メンバーだった頃の経験にあるという。インターネットが一般に普及し始めた時期、チームはジェットコースターの迫力ある映像をSNSで公開してリアルな来場意欲を喚起しようとした。しかし当時の上級幹部の一人は「映像を見れば満足して来場しなくなる」との懸念を示し、企画に難色を示したという。結果はまったく逆で、映像を見た人々はむしろ実際に体験したいという気持ちを強めた、とコール氏は振り返っているとしている。

ブランドの強さが獲得コストを下げる

コール氏はストーリーテリングの役割についても詳述している。効果的なストーリーテリングは、ターゲット層にとって意味のある場面——子どもの誕生日パーティーの会場探しや、雨の週末に屋内でできる家族向けアクティビティを考えるとき——にブランドが「ふと頭に浮かぶ」状態をつくり出すとしている。

こうした「思わず頭に浮かぶ状態(aided awarenessおよびunaided awareness)」の実現は、広告クリック率を高めるだけでなく、新規顧客の獲得コストを下げる効果があるとコール氏は語っているという。また、良質なストーリーテリングはSEO改善にも寄与し、AIが情報を収集・提示する「AI搭載の発見プラットフォーム」に取り上げられる可能性も高めると指摘しているとしている。

さらにSlick Cityはフランチャイズビジネスでもあるため、ストーリーテリングは加盟希望者へのB2Bマーケティングとしても機能するとコール氏は述べているという。財務実績が有望な候補は多数存在する中で、感情的に共鳴するブランドストーリーが選択の決め手になるとしており、「地域に雇用を生み出し、来場者に幸せをもたらす存在である」という物語が加盟検討者の心を動かすと語っているとしている。

なお、WikipediaのSlick City Action Parkの項目によると、同社は2024年3月にフランチャイズ展開を開始し、2025年10月時点で開業済みまたは契約済みの拠点数が107に達したという。さらに2026年4月には開業済みおよび開発中の拠点数が150を超えたと伝えられている。

情報ソース一覧

広報戦略体験型マーケティングブランド構築顧客獲得

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