米名門校が必修に「AI倫理」を据えた18単位課程、日本の広報採用は備えられているか

US University Trains AI PR Talent: 18-Credit Curriculum Shows New Education Trend

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米名門校が必修に「AI倫理」を据えた18単位課程、日本の広報採用は備えられているか
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ポイント

  • 米国シラキュース大学が2026年秋、AI副専攻を新設
  • 18単位で構成され、4つの必修科目がAIリテラシー向上を主眼とする
  • 倫理・法を学ぶ科目もあり、大学全体のAI教育拡充の一環だ

シラキュース大学(Syracuse University)の学生新聞「デイリー・オレンジ(Daily Orange)」は、同大学ニューハウス・スクール・オブ・パブリック・コミュニケーションズ(S.I. Newhouse School of Public Communications)が2026年秋学期より「AIとエマージングメディア(AI and Emerging Media)」副専攻を新設すると、2026年6月14日公開の記事で報じた。

18単位・4必修科目の設計

同副専攻は18単位で構成され、学生が「AIリテラシー」を高めることを主眼に置いているという。必修4科目は、「MMI 435:生成AIによるコンテンツ制作(Generative AI for Content Creation)」「MMI 311:AIとエマージングメディアの基礎(Foundations of AI and Emerging Media)」「MMI 345:コミュニケーションにおける生成AIの倫理・法・政策(Generative AI Ethics, Law and Policy in Communication)」「MMI 442:オーディエンスエンゲージメントのためのデータとAI(Data and AI for Audience Engagement)」の4つだとしている。また、AI・エマージングメディア・ウェブ開発の分野から選択科目を履修できる設計になっているという。

中でも「MMI 435」は、生成AIツールを活用した「クリエイティブ開発・ストーリーテリング・制作・メディアイノベーション」に取り組むハンズオン型の授業として、ニューハウス・スクールのリリースで特に強調されているとデイリー・オレンジは伝えている。

副専攻の履修資格については、シラキュース大学で30単位以上を修了し、累積GPA3.0以上であることが条件だという。

ニューハウス学部長と担当教員のコメント

ニューハウス・スクールの学部長マーク・ロダート(Mark Lodato)氏は、今回のリリースの中で「ニューハウス・スクールには、学生がこれらのツールを使えるようになるだけでなく、変化し続けるコミュニケーションの世界においてクリエイティビティ・判断力・誠実さをもってリードできるよう準備させる責任がある」と述べたという。

また、ニューハウス・スクールのディーンズ・リーダーシップ・フェロー(Dean's Leadership Fellow)であるアダム・ペルタ(Adam Peruta)氏は「今日のコミュニケーション分野に進む学生は、新しいツールを実験的に使いこなせる必要があるが、同時に戦略的思考者でもある必要がある」と語ったとしている。ペルタ氏はさらに「このマイナーは、コンテンツ制作・プロダクト開発・オーディエンス理解・組織内でのイノベーションリードといったどのキャリアを選んでも応用できるAIとエマージングメディアの基礎を与えてくれる」とも述べたという。

大学全体のAI教育拡充の流れ

デイリー・オレンジによると、今回の副専攻新設は、シラキュース大学全体のAI教育拡充の動きの一環だという。同大学は2026年5月、インフォメーション・スタディーズ・スクール(School of Information Studies)にAIの「数学的知識」と社会的影響を専門とする初のAI学士課程(メジャー)を設置すると発表しており、こちらは2027年秋学期から開始予定だとしている。

さらに、エンジニアリング・アンド・コンピューター・サイエンス・カレッジ(College of Engineering and Computer Science)も2026年秋学期からAIサイエンス・アンド・エンジニアリング副専攻を立ち上げるという。すでに利用可能なAI関連プログラムとしては、アイスクール(iSchool)の「応用AI副専攻」とマクスウェル・スクール・オブ・シチズンシップ・アンド・パブリック・アフェアーズ(Maxwell School of Citizenship and Public Affairs)の「AI政策副専攻」の2つがあると同紙は伝えている。

ニューハウス・スクールの今回の新設は、こうした全学的なAI教育の拡充の流れに広報・コミュニケーション教育の観点から加わるものだと報じられている。

情報ソース一覧

AI教育大学カリキュラム広報人材生成AI倫理

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