コンサル出身イノベーション責任者の起用でバーソンがAI戦略を加速

Ex-Accenture Exec Jennifer Stearns Joins Burson as CIO, Accelerating AI Strategy

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コンサル出身イノベーション責任者の起用でバーソンがAI戦略を加速
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ポイント

  • グローバルPR企業バーソンは、元アクセンチュア役員を最高イノベーション責任者に起用
  • AI戦略を加速するため、新製品開発など4つの役割を担う
  • 予測型AI企業Limbik買収と連携し、AIを中核にPR体制を整備

WPP傘下のグローバルPR企業バーソン(Burson)が、コンサルティング企業アクセンチュアで10年以上にわたり役員を務めたジェニファー・スターンズ氏を、グローバル最高イノベーション責任者に任命した。スターンズ氏は2026年9月22日付でバーソンに着任する。The PR Postが2026年9月18日、この人事を報じた。

バーソンは、WPPグループ傘下の二つの広報代理店BCWとヒル&ノウルトンが2024年に合併して誕生した大手PR企業だ。スターンズ氏の前任であるチャド・ラッツ氏は、2026年9月10日に退社を発表していた。ラッツ氏はWPPおよび前身代理店での在籍期間が合算で17年に上り、BCW時代からグローバル最高イノベーション責任者を務めてきた人物だ。

スターンズ氏に課された四つの役割

スターンズ氏の職務は、AI・イノベーション分野の統括、新プロダクトの開発、既存テクノロジーツールの拡充、そしてWPPグループ全体でのAI活用推進の4点とされている。アクセンチュアでの経験はテクノロジー・営業・組織変革の三領域に及んでおり、コンサルティングファームでテクノロジー変革や組織変革を主導してきた人材が、PR企業でそれを実装する立場に就くことになる。

バーソンCEOのコーリー・デュブロワ氏は、ラッツ氏の貢献を公式に称えるコメントを出している。「氏の取り組みが、私たちが今日積み上げている基盤を強固にしてくれた」と述べており、ラッツ体制で築いた土台の上にスターンズ氏が次のフェーズを担う形になる。

「Limbik」買収と連動した体制整備

今回の人事の背景として見逃せないのが、バーソンによる予測型インテリジェンス企業リンビック(Limbik)の買収だ。リンビックはバーソンと共同で「Decipher」を開発してきた企業で、同プラットフォームは新興ナラティブを特定・評価するよう設計されたAIツールだ。

買収に伴い、リンビックの共同創業者ザック・シュウィツキー氏とジョシュ・レヴィン氏がともにバーソンへ移籍している。シュウィツキー氏はAIプラットフォーム・プロダクトのグローバル統括、レヴィン氏はクライアント対応・事業成長のグローバル統括にそれぞれ就いた。ラッツ氏はバーソン在任中、この両名と協力してDecipherを含む複数のプロジェクトを推進してきた。

17年在籍のラッツ氏が残したもの

ラッツ氏の退社表明は、バーソンが2024年の合併で発足して以来、同ポストを担ってきた人物の交代という意味で業界に注目を集めた。17年のキャリアの中で、同氏はバーソンのAI製品開発と技術革新を主導し、AI関連の取り組みを含むイノベーションおよびプロダクト開発の基盤を築いた。デュブロワCEOは、ラッツ氏が「大きな変革の時期」にその貢献を果たしたと表現している。

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