元米海軍司令官をシニアアドバイザーに招聘、PR会社Think Bigがチームを拡充

PR firm Think Big hires ex-US Navy commander for crisis management expertise

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元米海軍司令官をシニアアドバイザーに招聘、PR会社Think Bigがチームを拡充
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ポイント

  • PR会社Think Bigは元米海軍司令官カーク・S・リッポルド氏を招聘
  • リッポルド氏はUSS Cole爆破事件で指揮、17名死亡の危機を経験
  • 彼は危機対応を長期投資と捉え、冷静な指揮の重要性を訴える

戦略コミュニケーション会社Think Bigが、元米海軍司令官カーク・S・リッポルド(Kirk S. Lippold)氏をシニアアドバイザーとして招聘した。同社の公式ウェブサイトのチームページには「Senior Advisor Cdr. Kirk S. Lippold」として掲載されている。

USS Cole爆破事件と指揮経験

リッポルド氏は、2000年10月12日に米海軍ミサイル駆逐艦USS Coleの艦長を務めていた人物だ。同日、自爆ボートによる攻撃で艦体に大穴が開き、米兵17名が死亡、約40名が負傷した。米海軍はこの形態の攻撃、すなわち水上爆発物を用いたものへの対処訓練を事前に実施していなかったとリッポルド氏は述べている。

危機発生時の指揮に関して、リッポルド氏はセキュリティ専門誌のインタビューでこう語っている。「艦長として自分に言い聞かせた最初のことは、これ以降どんな報告が上がってきても、自分が責任者だということだ。どんな状況でも絶対に冷静でいなければならない。指揮系統の誰かが少しでも動揺を感じ取れば、パニックが伝わる。疑念は連鎖的に広がり、その速度は桁違いになる」。

危機対応は長期的な投資と位置づける

リッポルド氏は、危機への備えはその瞬間に生まれるものではなく、キャリア全体を通じた継続的な投資だという考え方を持っている。「個人がその決断をすることで、危機的状況を乗り越え、影響を最小限に抑え、回復プロセスに入るために必要な特性を身につけていくことができる」と述べている。

また、危機対応においては「今この瞬間に対処しながら、先を見通す問いを自分に立て、外側かつより遠くを見渡すことが必要だ。今この瞬間に反応している人々より先を見通そうとしなければ、危機は何度も繰り返される。先手を打たなければならない」と説く。

米海軍に在籍していた期間、リッポルド氏は乗組員をあえて過酷な状況に置くシナリオを設計し、批判的思考力を養う訓練を行ってきた。「どんなシナリオも、訓練や演習と全く同じようには展開しない。必ず違う形で起きる。しかし、過酷な状況の中で自信をつけさせることができれば、その場で得られる最善の情報をもとに難しい判断を下すための思考力が身につく」と話している。

さらに、リーダーシップの水準はトップが定めるが、下からの支えがあって初めて成立するという考え方を示しており、誠実さ(integrity)を組織運営の核心に置いている。訓練中、危機対応中、日常業務のいずれにおいても、リーダーが率先垂範することが重要だと述べている。

Think Bigの組織体制

Think Bigは政策立案、アドボカシー、企業広報コミュニケーションを横断的に手がける戦略コミュニケーション会社だ。同社のウェブサイトは「政策・アドボカシー・企業広報にわたる数十年分の経験を組み合わせ、全国規模のリーチと地域に根ざした視点をすべての案件に持ち込む」と説明している。

経営陣はCEO兼共同創業者のルイス・マラー(Lewis Muller)氏、創業パートナーのフィリップ・スタッツ(Phillip Stutts)氏とディーン・ペトローン(Dean Petrone)氏が中心を担っており、マネージングパートナーにはジョン・ベリアー(Jon Berrier)氏が就いている。戦略コミュニケーション部門のマネージングディレクターにはアーロン・ウォーカー(Aaron Walker)氏が、パブリックアフェアーズ部門にはマイケル・ハリンスタイン(Michael Harinstein)氏が、データ・インサイト部門にはカルロス・コルデロ(Carlos Cordero)氏がそれぞれ就いている。リッポルド氏と並ぶシニアアドバイザーには、ロリ・チャベス=デレメル(Lori Chavez-DeRemer)氏も名を連ねている。

情報ソース一覧

危機管理PR戦略リーダーシップ米海軍

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