北米の広報賞が「AI活用」を独立評価カテゴリーに格上げした意味

US PR Industry Awards 2026 Finalists Revealed: AI, Top Campaigns Highlighted

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北米の広報賞が「AI活用」を独立評価カテゴリーに格上げした意味
画像: AI生成(イメージ)

ポイント

  • 米国の「PR Daily Awards 2026」ファイナリストが発表されました
  • 危機対応からAI活用まで多様なカテゴリーで候補者が選出されています
  • 年間最優秀PRキャンペーンには9本がノミネートされ、授賞式は12月に開催されます

米国の広報業界専門メディア「PR Daily」が、2026年版「PR Daily Awards」のファイナリストを発表した。対象はPR会社、ブランドの広報チーム、個人実務者まで幅広く、危機対応からAI活用、業界別キャンペーン、ポッドキャスト、イベントまで多岐にわたるカテゴリーで候補者が選出されている。同メディアが2026年10月22日、ファイナリストの全一覧を公開した。

授賞式は2026年12月2日、ニューヨーク市のCity Winery at Pier 57で開催される。同日には「PR Daily 2026 Top Agencies」の受賞者も祝われる予定で、PR Daily Awardsとメディアリレーション賞の受賞者発表を兼ねたイベントとなる。

「年間最優秀キャンペーン」にノミネートされた9本

最も注目度の高いカテゴリーの一つ「PR Campaign of the Year(年間最優秀PRキャンペーン賞)」には9本がファイナリスト入りした。鉄道会社Amtrakの「NextGen Acela」、業界団体BSA(Business Software Alliance)によるAIの世界的普及啓発キャンペーン、デルタデンタル保険会社が更年期と口腔衛生を結びつけたキャンペーン「Menopause Is Hot, and So Is the Discussion」、スナックブランドLittle DebbieのアイスクリームサンドイッチをPRしたIdentityの事例、ホームセンターLowe'sのホリデーシーズン向けキャンペーン、サムスン電子アメリカがSpider-Manと絡めたGalaxy端末のPR、DTCC(The Depository Trust & Clearing Corporation)の金融インフラ企業としての認知向上施策、ホラー映画「Scream 7」のPRを手がけたThe MRKTの事例などが名を連ねている。

業界別のキャンペーン部門は幅広い分野をカバーしており、アート・エンタメ・メディア、美容・ファッション・小売、消費財、教育・EdTech、金融・銀行、食品・飲料、ヘルスケア、観光・ホスピタリティ、スポーツ、テクノロジーなど10以上のカテゴリーが設けられている。食品・飲料部門では、DiageoがKetel One VodkaとTanqueray Ginを用いて「Sip Into the White Lotus」と題したキャンペーンや、PepsiCoのローカル飲食店との連携イベント「Pepsi Eats Fest 2026」などがファイナリストに入った。ヘルスケア部門ではJohnson & JohnsonとInizio Evoke Commsが組んだうつ病ケアの啓発キャンペーン「Generation Fine」も選出されている。

Top Agenciesは60社超、ワークプレイス部門も設置

9月28日にはTop Agencies部門の受賞者・ファイナリストも発表されており、60社を超えるPR会社が「2026 Top Agencies」として選出されている。Bospar、FINN Partners、MikeWorldWide、The Hoffman Agencyなどが名を連ねるほか、「Agency Impact Awards」のファイナリストにはAvoq、EvolveMKD、RF|Binder、Tremendous Communicationsの4社が選ばれた。

同部門では職場環境を評価する「Top Agency Workplaces」として10社が選ばれており、Coyne PR、EvolveMKD、Greenough Communications、Next PR、RF|Binderなどが含まれる。また「Rising Star Honorees」には、Katherine Andolina氏(FTI Consulting)、Corinn Gurak氏(Chandler Chicco Agency)、Juliette LeRay氏(Snackbox)、Allie Pringle氏(BPCM)、Mackenzie Williams氏(Change Consulting)の5人が選出された。

AIをテーマにした独立カテゴリーも登場

今年の注目点として、AIの活用を評価する独立したカテゴリーが設置された。「Best Use of AI / Innovation」のファイナリストには、Brodeur Partners(Relevance AIを活用した事例)、SPM Communications(Home Helpers Home Careのブランド可視化プログラム)、Zozimusの3社が選ばれた。

Ragan Communicationsのアワードマーケティング担当ディレクター、ブレンダン・ギャノン氏は今年のファイナリストについて次のように語った。「今年のファイナリストは、目的を持ってPRに取り組むとどうなるかを体現している。これらのチームは人々の思考と行動を変えた。ニューヨークで彼らを称えられるのが待ちきれない」。

メディアリレーション部門のファイナリストにはBolt PR、Diffusion PR、Factory PR、Havas Formula、Identity、KLG PR、MKC Strategies、Next PR、S/B Strategic Marketing、Startr Co.が名を連ねており、多様な規模のPR会社が競い合っている。

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PR Daily Awards広報戦略AI活用キャンペーン事例

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