社内広報の定型業務を丸ごと代行するAIエージェント登場、68%が自動化を最優先と回答した背景

AI Streamlines Internal Comms: Approval Only for Staff

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社内広報の定型業務を丸ごと代行するAIエージェント登場、68%が自動化を最優先と回答した背景
画像: プレスリリースより

ポイント

  • Workshopは社内広報の定型業務を自動化するAI Studioを発表しました
  • 情報収集から文書作成までAIが代行し、最終承認は人間が行います
  • 広報担当者の**68%**が自動化を最優先課題としており、課題解決を目指します

社員への情報発信を専門に扱うプラットフォームを提供するWorkshopが、AIエージェントを使って社内広報チームの定型業務を自動化する新機能「AI Studio」を2026年9月23日に発表した。発表はWorkshopがネブラスカ州オマハで開催する年次カンファレンス「BrightSide」の場で行われ、同日PR Newswireを通じてプレスリリースが公開された。テクノロジーメディアのRuntimeWireが2026年9月25日に詳報を報じている。

AI Studioは既存のWorkshopプランに追加できる有料オプションで、スケジュール設定したAIエージェントが情報収集・文書作成・担当者への通知までを一通りこなし、最後に人間が確認・承認するという流れを実現する。価格は2026年9月時点では公表されていない。

少人数チームの慢性的な人手不足に照準

Workshopの共同創業者でCEOのリック・クヌードソン氏は、AI Studioが解決しようとしている問題をこう説明している。「広報チームが必要としているのは、タイピングを速くするためのツールではない。週に必ず発生する作業リストに対応する助けが必要なのだ。SharePointからのウィークリーダイジェスト、経営陣向けのパフォーマンスレポート、何度も送り続けなければならないイベントや福利厚生の案内。AI Studioはそのリストをこなし、広報担当者に渡して確認してもらう。チームは発信内容と表現の決定権を持ち続ける。ただ、本当に自分が必要とされる部分に時間を使えるようになる」と語っている。

同社が自社で実施した「2026年版 社内広報トレンドレポート(Internal Comms Trends Report)」では、広報担当者の68%が「定型業務の自動化」を今年の最優先課題に挙げている。なお、RuntimeWireは同レポートについてサンプル数や調査方法が開示されていない点を指摘している。

4つの機能と安全設計の仕組み

AI Studioが提供する機能は大きく4つある。

まず「AIエージェント」。あらかじめ用意されたエージェントのほか、広報担当者が独自に作成したエージェントを設定でき、情報収集から下書き作成、担当者への通知まで一連の作業を完結させる。Workshopは「社内広報プラットフォームとして初めて、広報担当者が自分でエージェントを作成しスケジュール実行できる機能を提供した」と主張している。

次に「コネクター」。ソース文書が保管されている社内システムと安全につなぐ接続機能で、現時点ではSharePointに対応している。OneDriveとMicrosoft Teamsへの対応は今後数カ月以内に追加予定だ。

3つ目は「Workshop MCPサーバー」。Claude、ChatGPT、Microsoft Copilotといった外部のAIツールから、Workshopのデータにアクセスしたり許可された操作を実行したりするための接続口として機能する。広報担当者が普段使い慣れたAIツールをそのまま使いながら、Workshopの情報を参照できる仕組みだ。

4つ目は「企業向けAI管理設定」。管理者が、どのコネクターを許可するか、ウェブ検索の利用可否、AIが参照できる社内情報の範囲などを細かく制御できる。

セキュリティ面では、エージェントの権限を既存のアクセス権に完全に紐付ける設計を採用している。プロダクト担当ディレクターのマイキー・チャップリン氏は「エージェントに本来与えてはいけない権限を渡すことが、チームの信頼を失う最も簡単な方法だ。だから逆の発想で設計した。あなたが開けるファイルはエージェントも開けられる。開けないファイルはエージェントも開けない。チーム自身がセットアップしていない処理は何も実行されない」と述べている。

発表は年次イベントの場で

既存の顧客向けには2026年9月23日から提供が開始されており、AIエージェント、Workshop MCPサーバー、企業向けAI管理設定の3機能はすでに利用可能。SharePoint以外へのコネクター対応は今後順次拡大する予定だ。

RuntimeWireの報道によれば、クヌードソン氏はWorkshopを立ち上げる前、自身が以前経営していた会社の成長とともに社内への情報発信が難しくなるという問題を実際に経験している。同氏は2012年にWordPressホスティング会社のFlywheelを共同創業し、後にWP Engineに買収された経緯を持つ。WorkshopはそのFlywheelでの体験から生まれたプラットフォームだという。

Workshopのプラットフォームは現在、HarperCollins、ServiceNow、Steve Madden、Madison Square Gardenといった企業が活用していると、同社の発表資料に記載されている。

情報ソース一覧

社内広報AI業務自動化広報テック

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