経営会議の「席」を守り続けた広報トップが語る、キャリア構築とリーダーシップの条件

Moët Hennessy Comm Leader Reveals 3 Pillars to Maintain C-Suite Influence: The Conn3ct Method

ソースに基づく報道記事 9件の情報源
経営会議の「席」を守り続けた広報トップが語る、キャリア構築とリーダーシップの条件
画像: 情報ソースより

ポイント

  • LVMH広報責任者が経営の意思決定の場に居続ける方法を語った
  • 15年以上の経験を持つ同氏は、2025年に「Ebony Power 100」を受賞
  • 「席を得るのは信頼、維持には成長を止めないことが重要だ」と強調した

LVMHグループのワイン・スピリッツ部門であるモエ・ヘネシーUSAでコーポレートコミュニケーション責任者を務めるユニス・エミール(Yunice Emir)氏が、広報リーダーが経営の意思決定の場に居続けるための考え方と、それを体系化したフレームワークを語った。PR Dailyとラガン・コミュニケーションズが2026年10月21日、同氏へのインタビュー記事を公開した。

エミール氏は15年以上のコミュニケーション業務の経験を持ち、コカ・コーラ社でリーダー職を歴任した後、現職に就いた。2025年には「Ebony Power 100」の受賞者に選ばれ、「Luxury Roundtable's 2025 Luxury Women Leaders to Watch」にも名を連ねた。「Essence's Power 40」の初代メンバーでもある。

広報リーダーが「席」を得るための条件

エミール氏によれば、経営の意思決定の場に参加できる立場を得ることと、それを維持することは明確に異なる。「席を得るのは信頼・判断力・貢献を通じてであり、維持し続けるには成長を止めないことだ」というのが同氏の立場だ。

経営陣の優先事項を理解し、先回りして課題を特定し、意思決定に役立つ提案を持ち込むことが求められる。そのためには準備、情報管理の慎重さ、そして場の空気に流されず自分なりの視点を示す自信が不可欠だ。加えて同氏はフィードバックを自ら求め、失敗を認めて修正し、学んだことを次に活かす姿勢を重視する。「昨日の成果は今日の貢献責任を免除しない」と言い切る。

「否」を言った人にも感謝する理由

エミール氏のキャリア形成において、後押ししてくれた人と断った人の両方が重要な役割を果たした。機会を与えてくれた人々は、本人がまだ自分の強みを認識しきれていない段階で信じてくれた存在だ。一方、断られた経験は自分の盲点や成長すべき領域を教えてくれた機会だったと同氏は振り返る。「拒絶はときに保護や方向転換を意味することがある」というのが同氏の見方であり、こうした経験が他者の可能性を見出し育てようとするリーダーシップの根底にある。

コカ・コーラでの出発点とフレームワークの誕生

エミール氏が広報職への入り口として選んだのは、コカ・コーラ社のセールス・ケイパビリティーズ・マネジャーというポジションだった。北米の最前線にいる営業チームへのトレーニング提供が主な業務で、プロジェクト管理や部門横断的な協業を経験した。広報のキャリアパスとはかけ離れた出発点だったが、社内の人脈を通じて初めて公式な広報職へ転じることができた。この経験から同氏が得た教訓は「自分で自分を断るな」「どこにいても卓越し続けろ」「意味ある関係を築け」の3点だ。

その後、周囲から「どうやって自分のブランドをつくったのか」「あの存在感はどこからくるのか」「なぜ前向きでいられるのか」という問いを繰り返し受ける中で、人々が他者の優れた点を言語化することには長けているのに、自分自身の強みを言葉にすることが苦手だという共通のパターンに気づいた。

そこから生まれたのが「The Conn3ct® Method」だ。「Purpose(目的)」「Presence(存在感)」「Power(力)」の3つの要素を自分の中でつなぎ、自分固有の強みを特定・受容・発揮することを支援するフレームワークである。目的は「何が自分にとって重要か」を問い、存在感は「自分がどう場に現れるか」を探り、力は「自分の強みを実際の行動に移す」段階に対応している。エミール氏はこのメソッドを基にした書籍「The Unspoken Authority: The Conn3ct Method」を著しており、スピーカーやコーチとしても活動している。

情報ソース一覧

広報戦略リーダーシップキャリア開発経営参画

記事内容に関するお問い合わせ・フィードバックはこちらからお寄せください。