テック専門の広報部門だけで売上75億円超、1年がかりで探した新リーダーが示す「専門特化型組織」の競争力

Finn Partners' 300-strong tech PR team generates $75M revenue, showcasing specialization's power

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テック専門の広報部門だけで売上75億円超、1年がかりで探した新リーダーが示す「専門特化型組織」の競争力
画像: プレスリリースより

ポイント

  • 大手PR会社Finn Partnersはローラ・マクドナルド氏をグローバルテクノロジープラクティスリーダーに迎えた
  • 1年以上空席だった要職で、同部門は300人体制、年間売上75億円超と急拡大中
  • 専門特化型の組織モデルが、現代の競争力に不可欠であることを示す

テクノロジー企業を専門に支援する大手PR会社Finn Partnersが、競合のPR会社Hotwireでアメリカズプレジデントを務めたローラ・マクドナルド氏を、グローバルテクノロジープラクティスリーダーとして迎えた。広報業界の専門メディアPRovoke Mediaが2026年9月29日、この人事を報じた。

マクドナルド氏はサンフランシスコを拠点とし、グローバルCEOのピーター・フィン氏に直轄で報告する体制を取る。同氏が率いることになるFinn Partnersのテクノロジー部門は約300人規模で、2025年の売上は5,030万ドル(約75億5,000万円、1ドル150円換算)に達している。

1年以上続いた空席をようやく埋める

このポジションが空席になったのは2024年9月のことだ。前任のグローバルテクノロジーリーダーだったサブリナ・グットマン氏が退社し、以来1年以上にわたってトップ不在の状態が続いていた。グットマン氏は2022年に同社に加わり、プラクティスを率いてきた人物だった。

マクドナルド氏はHotwireに10年以上在籍し、米国・英国・グローバルと複数拠点でリーダーシップを担った。最終職はアメリカズプレジデントで、それ以前はチーフグロースオフィサーを務めている。Finn Partnersのプレスリリースによれば、同氏はコーポレートコミュニケーション・テクノロジー・消費者向け広報の各領域で深い専門性を持ち、評判形成・影響力拡大・成長を目的とした複数チャネルを組み合わせたプログラムの設計を得意としている。

50社超の新規獲得が示す勢い

Finn Partnersのテクノロジー部門は、AIが産業の構造そのものを書き換える流れの中で急速に拡大している。PRovoke Mediaの報道によれば、過去1年間に50社以上の新規テクノロジークライアントを獲得しており、直近の新規顧客にはロボティクス企業のBoston Dynamics、フィンテック企業のFiserv、エンタープライズ向けオープンソースソフトウェアを提供するSUSEが含まれる。

同部門が手がける業務はAI・サイバーセキュリティ・フィンテック・ロボティクスなど多岐にわたり、消費者向けとBtoB向けの両面をカバーする。既存クライアントには2K、Comcast、IEEE、Dayforce、Netscout、TP-Linkといった企業が名を連ねている。

ピーター・フィン氏はプレスリリースの中でこう語っている。「テクノロジーは私たちが会社を立ち上げた当初から最も重要なプラクティスのひとつであり、現在もグローバルで最大規模のプラクティスのひとつであり続けている。クライアントからは、複雑で変化の激しい環境を乗り越えるための戦略的アドバイスへの強い需要が続いている。マクドナルド氏を迎えられることを大変嬉しく思っている。彼女のクライアントビジネスへの哲学、チームの文化づくり、そしてデジタルやインフルエンサーを含む統合マーケティングの専門性は、私たちが必要としているすべてに合致している」。

転職の理由は「会社の価値観」

マクドナルド氏自身も入社の動機について言及している。「Finn Partnersをずっと尊敬していた。理由のひとつは、会社が掲げる『一生懸命働き、誠実に接する』という価値観が、自分自身のものと重なるからだ」と語っている。同氏はさらに、AIとテクノロジーが世界的な議題を動かしているこのタイミングで、クライアントとチームのために成長を加速できることへの期待を示している。

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テクノロジー広報PR会社組織戦略専門特化

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