社内会議を「ネタの宝庫」に変える仕組み――従業員1000人が自走するコンテンツ調達術

Milo's Tea: Integrating Employee Recognition into Content for PR Strategy

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社内会議を「ネタの宝庫」に変える仕組み――従業員1000人が自走するコンテンツ調達術
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ポイント

  • 米Milo's Teaは従業員表彰「Milo's Moments」を展開
  • 社内・LinkedInで展開し、従業員が自発的にコンテンツ投稿を促進
  • 既存の社内会議をコンテンツ収集源とし、社外広報にも活用

米国のコーポレートコミュニケーション専門メディアRaganは、飲料メーカーのMilo's Tea Companyが展開する従業員表彰コンテンツシリーズ「Milo's Moments」の運営手法について、2026年9月14日公開の記事で報じた。

Milo's Tea Companyは、オリジナルのアイスティーやレモネードを製造・販売する飲料メーカーだ。同社では従業員表彰は日常的な文化として根付いており、全社員参加のタウンホール会議や毎日のスタンドアップミーティングにも組み込まれているという。

「Milo's Moments」は、社内コミュニケーションプラットフォーム「Milo's Unite」と、同社のLinkedIn公式フィードの両方で展開されているシリーズだ。仕事上の成果だけでなく、プライベートの出来事も含むあらゆる種類の達成・節目をスポットライトで照らすという。Raganの取材に対し、同社の人事担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのライアン・フォート(Ryan Faught)氏は、このシリーズに触発された従業員が自ら同僚の活躍を投稿するようになり、広報チームが全米50州にまたがる1,000人以上の従業員に向けたコンテンツを、ほぼ自動的に確保できるようになったと述べたという。

フォート氏はRaganに対し、「イントラネットにログインすれば、今この瞬間も従業員たちが互いの仕事を称え合っている。夜間シフトでも、コーポレート部門でも——企業全体で起きていることだ」と語ったとされる。

既存の社内会議が「コンテンツ収集の場」になる

Raganの記事によると、フォート氏はコンテンツを集める主な場として3つの機会を挙げたという。1つ目は定例チームミーティングで、各会議の冒頭でチームメンバーが「ポジティブな瞬間」を共有するのが標準的な進め方であり、マネージャーがそれを広報チームに報告する仕組みになっているとした。2つ目は四半期ごとの全社員集会の冒頭で、公開予定の「Milo's Moments」がここで披露されるという。3つ目は新入社員オリエンテーションで、入社初日にこのフォーマットが紹介されるとしている。

フォート氏は「オリエンテーションでMilo's Momentを紹介し、『これがあなたの最初のMilo's Momentです。キャリアの始まりであり、これからたくさんあります』と伝えている」と語ったとRaganは報じた。従業員が同僚の投稿を目にすることで自発的な参加行動が生まれ、それが次のコンテンツを自然に供給するサイクルになっているという。

「誰から集めるか」でコンテンツの幅が決まる

Raganの記事はまた、ストーリー収集の設計思想についても詳しく紹介している。Googleフォームのような形式で「プロジェクトの成果」を尋ねれば、文章が得意な社員からの説明的な回答に偏りがちだという。Milo's Tea Companyの場合、従業員は全米各地の現場職とコーポレート職の両方に分散しているため、応募の条件をあえてオープンエンドに設定したとフォート氏は語ったとされる。

「表彰される内容は新しいポジションへの昇格から、初めて車を買えたこと、子どもを大学に送り出せたこと、12回目の結婚記念日まで多岐にわたる」とフォート氏は述べたという。Raganは、仕事の成果リストだけに絞っていたとしたら、こうした豊かなストーリーの多くは埋もれていたと指摘している。

社内コンテンツを社外でも使い倒す方法

Raganの記事で特に詳しく取り上げられているのが、社内向けのコンテンツを社外にも展開する手法だ。イントラネット上の投稿は社員にしか届かないが、同じ内容をLinkedInに公開すれば採用候補者、取引先、顧客にまでリーチが広がるとRaganは解説している。これが、経営層に対してこの施策の意義を説明できる「ビジネスケース」になるともしている。

ただし、社内向けと社外向けではフォーマットを変える必要があるという。社内では「全員がその人を知っている」前提で一行の称賛文が成立するが、外部の読者には文脈の補足が欠かせないとRaganは報じた。また、コミュニティ表彰や業界団体への就任など「外部参照点」を持つマイルストーンが社内外の両方で使いやすいコンテンツになるとしている。さらに、個人の昇格であっても、それをパートナーシップや採用パイプラインと結びつけることで「企業のストーリー」として外部発信できると指摘している。

Raganは、このデュアルチャネル展開の効果についても言及している。LinkedIn上で同僚が称えられるのを見た従業員は「会社が何を価値あるものとして発信するか」を学ぶため、次の表彰ストーリーの収集が容易になるという。社内での認知が社外への発信を生み、その社外発信が再び社内のコンテンツ供給を促す——このサイクルが「コンテンツエンジン」として機能しているとRaganは報じた。

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従業員表彰広報戦略社内コミュニケーションコンテンツ活用

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