欧州で進む統合型代理店買収、Dekupleがイタリア・SAYの過半数株式を取得

Dekuple Group Acquires Italian Marketing Firm SAY, Forms Southern Europe Network

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欧州で進む統合型代理店買収、Dekupleがイタリア・SAYの過半数株式を取得
画像: プレスリリースより

ポイント

  • 国際グループDekupleがイタリアのSAYの過半数株式を取得した
  • SAYは2004年創業、70名超のスタッフで統合型マーケティングを提供
  • Dekupleは欧州市場拡大を目指し、3カ国のネットワーク構築を進める

国際的なコミュニケーション・データマーケティンググループのDekuple Groupが、イタリアのオムニチャネルマーケティング・コミュニケーション会社SAYの過半数株式を取得した。2026年10月14日付のプレスリリースで発表された。

SAYはミラノとパドヴァに拠点を持ち、70名以上のスタッフが在籍する。アルベルト・バラッコ、ニコラ・ブルーノ、ジョバンニ・チェコリン、マルコ・ダッラ・デアの4名が共同経営パートナーを務めている。

2004年創業、「クリエイティブ・成果・広報」の3軸

SAYは2004年に創業し、20年以上にわたって事業を拡大してきた。会社の柱は3つに整理されている。ひとつめはブランド戦略・デザイン・映像制作・ソーシャルメディア運用などを含むクリエイティブ領域。ふたつめはSEO、デジタル広告、ウェブ・Eコマース開発、データ分析などをまとめた成果創出領域。みっつめはメディアリレーション、インフルエンサーマーケティング、イベント運営を中心とした広報・関係構築領域だ。

顧客にはイタリア最大の民間鉄道会社Italo Treno、全国に750店舗以上を持つ美容・日用品チェーンのTigotà、ラバッツァグループのNims、そして国際オリンピック委員会やミーレ、シュコーなど国際的な企業・団体が名を連ねる。銀行・製薬・防衛といった規制業種や、食品・ファッション・スポーツウェアなどイタリア経済を象徴するセクターにも強い実績を持つとされる。

「イタリア・ポーランド・フランス」の三角形構造

Dekuple GroupのCEOであるベルトラン・ローリオ氏は今回の買収意図をこう語っている。「イタリアは南欧の主要市場のひとつであり、活発なEコマースと強力な小売業に支えられた市場として、欧州展開の自然な次のステップだ。SAYのマーケティングテクノロジー重視のビジネスモデルは私たちのモデルとよく似ており、4名のパートナーの人柄と戦略的なビジョンの強さに感銘を受けた」。

同氏はさらに、今後の構想として「イタリア・ポーランド・フランスにまたがる欧州規模の三角形ネットワークを構築し、クライアントのデジタル広告ミックスをこの地域全体で一貫してサポートしていきたい」と述べている。また、グループ内のBrainsonic(ブレインソニック)が持つイベント・対面施策の知見とSAYの同分野の強みを組み合わせ、欧州規模のイベントを共同開発する機会があるとも指摘した。

SAYの4名の創業パートナーは共同でコメントを寄せている。「Dekupleには、私たちが仕事の倫理的な側面に重きを置くことへの強いコミットメントがあり、そこに強いリーダーシップと本物のイノベーション文化が重なっている。特に人工知能への高水準な専門投資がそれを支えている。AIが私たちのビジネスと環境を根底から変えつつある今、こうした原則はとりわけ重要な意味を持つ」。

連結開始は2026年10月1日

SAYはすでに2026年10月1日付でDekuple Groupの連結決算に組み込まれている。今回の発表は取引の公式開示であり、会計上の統合はすでに始まっている。プレスリリースおよび報道において、具体的な買収金額は記載されていない。

Dekuple Groupは今回の取引について、同グループが掲げる長期戦略「Ambition 2030」の一環と位置づけている。同戦略は、マーケティングテクノロジーと統合コミュニケーション・データマーケティングのモデルを軸に欧州市場での事業拡大を加速させることを目指している。

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フランスイタリアマーケティング企業買収

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