北米の主要PR賞が「AI対応度」を独立部門に新設、カナダの代理店が金賞を獲得した

AI-Proficient Agencies Recognized in North American Awards

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北米の主要PR賞が「AI対応度」を独立部門に新設、カナダの代理店が金賞を獲得した
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ポイント

  • Bulldog Reporterは2026年Bulldog PR Awards結果を発表
  • CIPR Communicationsが「AI対応」部門で金賞受賞
  • 25年超の歴史ある北米唯一のPR賞で評価された

PR・広報業界の専門家向け情報媒体であるBulldog Reporter(バルドッグ・リポーター)は、2026年6月26日に「2026年Bulldog PR Awards(バルドッグPRアワード)」の受賞結果を発表した。

カナダの中堅PR会社が「AI対応」部門を制す

今回、注目を集めたのが「最もAI対応が進んだ代理店(Most AI-Ready Agency)」部門での金賞受賞だ。北米全域の代理店・ブランド・広報チームが参加する競技の中で、カナダのカルガリーを拠点とする広報代理店CIPR Communications(シーアイピーアール・コミュニケーションズ)が金賞を獲得した。受賞したCIPR Communicationsは2026年6月30日、自社の金賞受賞について発表した。プレスリリースは配信サービスのEIN Presswireを通じて公開された。同社はAIをメディア戦略、コンテンツ制作、クライアントへのレポーティング、デジタルPRといった日常業務の全領域に組み込んでいるという。

CIPR Communicationsの創業者兼CEOであるクリスティナ・ピラルスキー氏は「私たちのチームが作り上げたものを誇りに思う。AI対応とはスイッチを入れれば完了するものではない。継続的な学習、適応、検証、そして両方に取り組む意欲あるチームが必要だ。この賞が本当に意味するのはそういうことだ」とコメントしている。

CIPR Communications社長のピーター・ピラルスキー氏は「これから先に成長する代理店は、AIについて語るだけの代理店ではない。AIを使ってより良い仕事をする方法を見つけつつ、人間による監視と最高水準の品質管理を両立させている代理店だ。私たちはあらゆるワークフローを変革し、プロセスに知性の仕組みを組み込んだ。その成果がAIを活用したデータ駆動型の広報であり、真正性のある信頼できる人間のストーリーとブランドの語りを実現している」と述べている。

アワードの特徴と今年の顔ぶれ

Bulldog PR Awardsは、PR・広報専門家向けのリソースとして知られるBulldog Reporterが主催するアワードだ。25年以上にわたってストーリーテリング、戦略的コミュニケーション、メディアリレーション、そして測定可能な広報の成果を表彰してきた。とりわけ同アワードが業界内で高い注目を集める理由として、審査を現役のジャーナリストのみが担当するという点が挙げられている。業界関係者ではなく取材記者が評価するという設計は、北米のPR賞プログラムの中でも唯一の仕組みだとされている。

2026年のグランプリにあたる「Best PR Agency of 2025(2025年最優秀PR代理店)」には、PR会社のFrench/West/Vaughan(フレンチ/ウェスト/ボーン)が選ばれている。「Best Campaign of 2025(2025年最優秀キャンペーン)」はStomping Ground Strategies(ストンピング・グラウンド・ストラテジーズ)が手がけた「ACT Now Illinois - After School Funding Campaign」が受賞。「PR Star of 2025(2025年PRスター)」は同社のジャクリン・ドリスコル氏が受賞した。

CIPR、同大会でもう1部門でも入賞

CIPR Communicationsは今回の大会でAI対応部門の金賞にとどまらず、「Best Community Relations Campaign(最優秀コミュニティリレーション・キャンペーン)」部門でも銀賞を受賞している。「Tourism Kamloops Freeride Fund」キャンペーンが評価されたもので、同一大会での2部門入賞となった。

また、ピーター・ピラルスキー氏はAI活用の実践的な枠組みとして独自に開発した「Two Journeys Framework(ツー・ジャーニーズ・フレームワーク)」を、メキシコのカボ・サン・ルーカスで開催された「WSI 2026 Global Convention」で発表したとも伝えられている。同社はさらに、従来の検索、AIが生成した検索結果、編集メディアという3つのチャネルにわたってブランドの露出度を測定する独自ツール「Digital Authority Platform(デジタル・オーソリティ・プラットフォーム)」のリリースを準備中だという。

審査を担当したジャーナリストの一人で、ピュリッツァー賞受賞記者でもあるトム・ホールマン・ジュニア氏は「最も優れたキャンペーンは当たり前の発想を超え、最も優れたチームは構成と視点において多様性を持つ。そして最も優れたリーダーは仕事を管理するだけでなく、若い専門家を支援し次世代を鼓舞する環境をつくる」とコメントしている。Bulldog Reporterの編集者で審査員も務めたリチャード・カルフェル氏は「今年の最も刺激的な展開の一つは、PRチームがAI、データ、オーディエンスの洞察、そして従来のメディアリレーションを統合して測定可能なビジネス成果を生み出しているキャンペーンが成功を収めているのを目の当たりにしたことだ」と評価している。

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AI活用PRアワード広報代理店北米

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