報道・SNS・競合を一つのAIで統合分析、「物語の広がり方」を読む新手法が広報を変える

Specialized AI Transforms PR Decision-Making: More Data Blurs Judgement

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報道・SNS・競合を一つのAIで統合分析、「物語の広がり方」を読む新手法が広報を変える
画像: プレスリリースより

ポイント

  • Highwireが新プラットフォーム「AcroIntelligence」を2026年6月30日にローンチしました
  • LMMという専門AIモデルで広報の意思決定を支援します
  • このモデルはCスイートや取締役会向けに複雑な情報を整理します

戦略的マーケティング・コミュニケーションエージェンシーのHighwireは、新プラットフォーム「AcroIntelligence」を2026年6月30日に正式ローンチした。同社がプレスリリースをGlobeNewswireを通じて2026年6月30日に公開した内容をもとに伝える。

AcroIntelligenceは、Highwireが「Large Media Model(LMM)」と呼ぶ独自の専用AIモデルを搭載している。LMMとは、メディア報道・SNSデータ・アナリストのコメント・競合動向といったコミュニケーション特化のデータを継続的に学習させた専門モデルだという。報道獲得の状況、SNS上の議論、アナリストの評価、競合他社の動向を一つのモデル上で統合分析し、どのようなナラティブ(語り・フレーミング)が生まれ、広がり、ステークホルダーの行動に影響を与えるかを構造的に把握できると説明されている。

想定ユーザーはCスイートと取締役会

同社の共同創業者兼社長であるキャロル・カルッバ(Carol Carrubba)氏は次のようにコメントしている。「データが多ければ多いほど可視性が高まるという思い込みは危険だ。実際にはその逆が起きることも多い。情報が絶え間なく流れてくる環境では、新鮮なトレンドを見つけ出すことすら困難になり、注目すべきリスクや機会の先手を取ることなどほぼ不可能になる。AcroIntelligenceは、こうした複雑さを整理するために設計した」。

AcroIntelligenceがターゲットとする主な利用者は、CEOなどのCスイート経営層、取締役会、広報・コミュニケーション部門、そしてマーケティングチームだという。高度に規制された業界や競争の激しいセクターで事業を展開する企業が、市場・メディア・ステークホルダーの動向を先読みしにくくなっているという課題認識が、開発の背景にあると同社は説明する。従来のメディア分析プラットフォームは「掲載件数」「リーチ数」といった量的指標や過去の振り返りレポートに偏りがちで、経営判断に直結するインサイトが得られないと課題を指摘している。

4つの主要機能で「観察」から「行動」へ

AcroIntelligenceが提供する主な機能は4つだという。第一に「カスタムインテリジェンスブリーフィング」として、企業の業種・競合・戦略的優先事項に合わせた条件で重要な動向をいち早く抽出する。第二に「ナラティブ・市場分析」として、メディアエコシステム全体のシグナルをつなぎ合わせ、認識の変化や競合の動きを可視化する。

第三に「メディア行動の詳細分析」として、媒体単位の集計指標にとどまらず、個別のライターやアナリストを対象に、トーンの分析、メッセージの受容性、争点を具体的に把握できるという。第四に「早期警告・機会アラート」として、ナラティブの変化や競合の動き、使われる言葉や表現の変化を検知し、評判への影響が出る前に対処できるよう知らせる仕組みだとしている。

AcroAIとの連携で「データに質問する」

AcroIntelligenceは、同社が2026年4月17日にローンチしたエージェント型AIプラットフォーム「AcroAI」と直接連携する。AcroAIは100以上のデータソースと統合し、競合情報追跡・コンテンツ最適化・キャンペーン実行などの専門エージェントが協調して動作するアーキテクチャをとっている。AcroIntelligenceはこのAcroAIと組み合わせることで、ユーザーが平易な言葉で質問を投げかけ、AIが継続更新されるLMMを基盤に回答を返す対話型インターフェースを実現するという。

利用者が問いかけられる質問の例として、同社は「どの競合が市場のナラティブを形成しているか」「どのテーマやメッセージが注目されているか」「SNS上の会話が報道獲得にどう影響しているか」「製品発表や決算発表が評判にどう作用しているか」「どの新興ナラティブが評判リスクや戦略的機会になりうるか」を挙げている。

Highwireは、B2Bテクノロジー・サイバーセキュリティ・ヘルス・金融サービス・プロフェッショナルサービス・エネルギーの6つのセクター領域に、250名以上の専門家を擁する戦略的マーケティング・コミュニケーションエージェンシーだと自社紹介している。

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