独立系が6名でアジア進出、統合型クリエイティブ広報の新潮流は日本企業に何をもたらすか

Asia PR's Competitive Landscape Shifts: Regional vs. Global Focus, Not Integration vs. Independence

ソースに基づく報道記事 8件の情報源

ポイント

  • PR会社Praytellはシンガポールに新たなアジア拠点を設立
  • 業界経験25年のデビー・チン氏が6名チームを率いて地域と世界を結ぶ
  • これによりPraytellは北米、欧州、アジア、豪州の4地域体制を確立した

PR・ソーシャルメディア・インフルエンサーマーケティングを統合したクリエイティブ広報サービスを手がけるPR会社Praytellは、2026年7月14日、シンガポールに新たなアジア拠点を開設したと発表した。同社のプレスリリースは同日、配信サービスのGlobeNewswireを通じて公開された。同社はBurger King、Wingstop、カナダ政府観光局(Destination Canada)などのグローバルブランドを顧客に持ち、「Creative that Earns(成果を生む創造性)」を掲げる独立系エージェンシーだという。

シンガポール拠点の概要

新拠点を率いるのは、業界経験25年以上を持つデビー・チン氏(英字表記: Debbie Chin)で、エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)アジアとして就任したと同社は発表している。チン氏はロンドン、上海、シンガポールでの勤務経験を持ち、ユニリーバやP&Gをはじめとする消費財・ラグジュアリー・美容・ライフスタイル分野のグローバル企業を多数支援してきたという。直前の所属はグローバルPR会社のWeber Shandwickで、そこでは大手多国籍消費財企業のグローバル広報を統括していたとされる。

シンガポール拠点はマーケティング・広報の専門家6名からなる統合チームでスタートし、Praytellのグローバルのクリエイティブ・戦略・インサイトチームと連携する形で機能するという。チン氏は中国、日本、タイ、韓国にわたる地域専門家とともにグローバルブランド戦略を推進する役割を担うとされる。

同社のCEOであるベス・クリーブランド氏(英字表記: Beth Cleveland)は「業界全体が統合・集約に向かうなか、わたしたちは積極的に成長へ投資している。デビーがシンガポールから指揮を執ることで、わたしたちの独立したアジャイルな精神と彼女の深い地域専門知識を組み合わせ、グローバルブランドが今まさに必要とする革新的でローカライズされたストーリーテリングを実現できる」と述べている。

親会社ネットワークとの協業体制

Praytellの親会社はグローバルなマーケティング・コミュニケーションエージェンシーネットワークProject Worldwideだという。シンガポールのオフィスはThe ConcoursseにあるProject Hubに入居し、同ネットワーク傘下のグローバルイベント・エクスペリエンスマーケティングエージェンシーGeorge P. JohnsonおよびカルチャーブランドエクスペリエンスエージェンシーDARKHORSEと連携する形で機能するとされる。

Project WorldwideのAPACを統括するCEOであるベン・テイラー氏(英字表記: Ben Taylor)は「今日の断片化した環境において、クライアントはシームレスなクロスディシプリナリーなイノベーションをますます求めている。Praytellのワールドクラスの報道獲得力とクリエイティブ力をアジアに持ち込むことは、Projectのグローバル成長戦略における重要な加速装置だ」とコメントしている。

APACでの歩みと今後の体制

Praytellのアジア太平洋地域への展開は今回が初めてではない。同社は2021年にZoe Watson氏(英字表記: Zoe Watson)の主導でオーストラリア・メルボルンに拠点を開設しており、その後数百万ドル規模の事業へと成長させ、第2のオフィスへと拡大したという。

今回の拡大にあわせ、チン氏はPraytellが新たに立ち上げた「Global Impact Team(グローバル・インパクト・チーム)」に参加するとされる。同チームはCEOのベス・クリーブランド氏、プレジデントのケイトリン・ドリスコル氏(英字表記: Katelyn Driscoll)、CFOのアカシュ・デサイ氏(英字表記: Akash Desai)、EVP兼オーストラリア統括のZoe Watson氏、EVP兼トラベル部門統括のジェイミー・シンプソン氏(英字表記: Jamie Simpson)、そしてProject Chief Growth Officerのチャールズ・ロビンソン氏(英字表記: Charles Robinson)から構成されており、グローバル成長と国際間連携を横断的に支援する専門的なリーダーシップグループだという。

同社のシンガポール拠点は、グローバルブランドの複雑なアジア市場への参入支援に加え、アジアのブランドが米国市場などへ進出する際の「発射台」としての機能も果たすと説明されている。この拡大によりPraytellは北米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアの4地域にまたがる体制を整えたことになる。

情報ソース一覧

PraytellシンガポールPR会社グローバル広報

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