データ分析を経営の最高幹部職に格上げした米PR会社が示す広報競争軸の大転換

MWW Appoints Chief Intelligence Officer to Lead Data-Driven PR with AI

ソースに基づく報道記事 7件の情報源

ポイント

  • 米国PR会社MWWが「最高インテリジェンス責任者」を新設
  • 2026年7月13日、ジョセフ・ソレンティーノ氏が初代CIOに就任
  • AIで広報をデータ主導型へ変革し、行動に移せる知見提供を強化する

独立系PR会社MikeWorldWide(MWW)は2026年7月13日、ジョセフ・ソレンティーノ氏(Joseph Sorrentino)を初代「チーフ・インテリジェンス・オフィサー(CIO)」に任命したと発表した。CIOはデータをクライアントが実際に行動に移せるインサイト(知見)へと転換するインテリジェンス機能全体を統括する、新設の最高経営幹部職だという。

「AIで何でもできる時代」に会社が本当に欲しいもの

ソレンティーノ氏は就任前、グローバルPRネットワークのウェーバー・シャンドウィック(Weber Shandwick)で北米のアナリティクス&インテリジェンス部門を統括していた。MWWにとっては「出戻り人材」でもあり、同社でインターンとしてキャリアをスタートさせた経歴を持つという。

独自AIプラットフォームの次段階を指揮

新CIOの中心的な役割の一つが、MWW独自のAIプラットフォーム「PRISMA Labs.ai」の次フェーズを主導することだとしている。このプラットフォームはデータをインサイトへと変換することを目的とした同社の中核技術資産であり、ソレンティーノ氏はすべてのチームがよりスピーディーに答えを得られ、より鋭い提案ができる体制を整えることに注力するという。

MWWの創業者兼CEOのマイケル・ケンプナー氏(Michael Kempner)は発表に際して「クライアントはデータをこれ以上必要としていない。必要なのは行動に移せるインテリジェンスだ」と述べた。またソレンティーノ氏自身も「AIがデータをインテリジェンスへと変換する方法を根本から変えた。そのインテリジェンスの有無が、戦略・クリエイティブ・メディアを含む広報会社のあらゆる意思決定の成否を左右する」とコメントした。

相次ぐ幹部採用の一環として

今回のCIO新設は、MWWが近年進めてきた一連の上級幹部採用の延長線上にある。同社のプレスリリースによると、ウェーバー・シャンドウィック出身のデイブ・アグラー氏(Dave Aglar)をチーフ・インテグレーテッド・メディア&イノベーション・オフィサーとして、エデルマン(Edelman)出身のダリン・カイザー氏(Darrin Kayser)をマネージング・ディレクターとして、ゴリン(Golin)出身のエイブラハム・エスピノサ氏(Abraham Espinosa)をEVP(上級副社長)として、そしてフライシュマンヒラード(FleishmanHillard)出身のマイク・サックス氏(Mike Sacks)をマネージング・ディレクターとして相次いで採用してきたという。

グローバル人材情報サービスのミッチェルレイク(MitchelLake)が2026年7月13日付で更新した分析によると、今回の人事はデータとAIの能力を拡張することに焦点を当てた新設幹部職だとしており、複数の上級幹部採用が短期間に続いたことについて「リーダーシップの移行はしばしば、その後2四半期にわたるセクター(業界)のより広範な人材強化の前触れとなることが多い」と指摘している。

情報ソース一覧

広報AIデータ分析幹部人事

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