100万フォロワーのナンパ系アカウントも停止、Instagramがスマートグラス動画の削除方針を発表

Meta Smart Glasses: Instagram Bans Accounts for Unauthorized Filming Harassment

ソースに基づく報道記事 10件の情報源

ポイント

  • Metaのスマートグラスによる無断撮影動画が問題化
  • Instagramは嫌がらせコンテンツを削除し、投稿アカウント停止の方針を発表した
  • 100万フォロワー超のアカウント2つが既に停止されている

テクノロジー・カルチャー系ニュースサイトのMashableは、Metaのスマートグラスを使った嫌がらせ動画問題について、2026年7月23日公開の記事で報じた。

Metaが運営する写真・動画共有SNSのInstagramが、同社のスマートグラス「Ray-Ban Meta」で撮影した嫌がらせコンテンツを削除し、投稿したアカウントを停止する方針を正式に打ち出したという。

Instagramトップが削除方針を明言

Mashableの報道によると、Instagramの責任者であるアダム・モッセーリ氏がInstagramのストーリーズ機能を通じてこの方針を発表したという。同記事は、この発表についてBusiness Insiderが最初に報じたとも伝えている。

モッセーリ氏はストーリーズの中で「人々を利用し、嫌がらせをするようなコンテンツを投稿している場合——たとえば私たちが見聞きしてきたナンパ系の動画のようなもの——コンテンツを削除する」と述べたとされる。さらに「私たちのプラットフォームで、人々がひそかに他者を動画撮影し、嫌がらせをして投稿することは望んでいない」とも語ったという。

削除の対象となるのは、撮影されていると気づいていない相手に声をかけるナンパ系動画や、レジ係・ファストフード店員などのサービス業従事者を標的にしたドッキリ動画だとMashableは伝えている。

また同記事は、100万人を超えるフォロワーを持っていたナンパ系アカウント2つがすでに停止されたと報じた。Metaはこれらのアカウントが嫌がらせコンテンツに関するポリシー違反で削除されたことを認めたが、削除の時期については明らかにしなかったという。なお、Metaはハラスメントに該当するかどうかの判断基準や、これまでに削除した投稿・アカウントの総数についても説明していないとしている。

スマートグラスが生んだ「見えない撮影」問題

Mashableによると、MetaがRay-Banブランドとのスマートグラスを最初に発売したのは2021年のことだという。現在はOakleyやカイリー・ジェナーとのパートナーシップを通じてウェアラブル端末のラインナップを拡充しているとも伝えている。

このスマートグラスには、モデルによって写真・動画の撮影、音声再生、通話、Meta AIへのリクエスト対応などの機能が搭載されているという。Metaはユーザーがスマートグラスの映像をInstagramに簡単にアップロードできる仕組みを整えており、この種のコンテンツには「Made with Meta Ray-Ban」というラベルが付くことが多いとMashableは説明している。

問題の核心はデバイスの外観にある。スマートグラスは一見して通常のサングラスと見分けがつきにくく、撮影中は本体前面にある小さな白いLEDが点灯する仕様だという。しかしMashableの報道によると、このLEDを覆い隠す改造サービスを少なくとも30州の人々が有償で提供していると、ジャーナリストのジョアンナ・スターン氏が報告しているという。Metaは2026年7月7日の説明記事で、第2世代のスマートグラスはLEDが遮られたことを検知すると自動的にカメラ機能を無効化すると説明しており、このLED改造サービスの広告・投稿・マーケットプレイス出品を積極的に削除しているとも述べているという。

被害の実態

Mashableの記事には、具体的な被害の事例が複数報告されている。同記事によると、2026年4月、ある女性がスマートグラスで撮影された自身の動画をオンラインで発見したという。男性が彼女の電話番号を尋ねる場面を撮影した動画で、彼女が掲載を拒否したにもかかわらず投稿されていたとされる。

また、悪臭のする液体をキャンドルに吹きかけてウォルマートの従業員に嗅がせるいたずらや、ファストフード店のトイレに偽の糞便を置いてレジ係を確認させに向かわせるという内容の動画も確認されているという。さらに、マッサージ店への訪問を撮影し性的に示唆するキャプションを付けた有料コンテンツへの誘導を行ったアカウントや、女性の身体を無断撮影したページを運営していたアカウントも存在したとしている。MashableがMetaにこれら2つのアカウントの事例を提供したのは2026年1月のことで、Metaはその後、成人向け性的搾取に関するポリシー違反を理由にこれら2つのアカウントを停止したという。

情報ソース一覧

スマートグラスMetaInstagramプライバシー侵害

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